ビビり25 ページ25
男「大の男が河原で泣いていたところで誰も気味悪がって声なんかかけない。だが君は...本当に天使のようだった！天使に声をかけられたと思った！！
美しい笑顔で僕に、何があったか分からないけど元気を出してくださいと、自分のハンカチを僕にくれたんだ！！！」
そう言って男は、見覚えのあるハンカチを取り出した。
そうだ。私があげたものだ。
ヒーローを目指す私にとって、何気なく行った行為だった。
困っている人、泣いている人を助けるのがヒーローだと
当然の事としてやっただけたった。
男「その時から君のことが忘れられなくて、君の事を見ていたんだ。通学路、よく行くスーパー。双子の兄の存在も知った。そして段々君への思いが抑えられなくなった！だから今日から君はずっとここで僕と暮らすんだ！」
戦慄が走った。自分の気持ちだけで...私の気持ちはまるで考えてない。
感情の赴くまま、この人は暴走している。まともじゃない。
そして私も、これからどうなるんだろう、助けは来るのか、そもそもここは一体どこなんだろうという恐怖でまともな感情ではいられなかった。
「わ、わ、私...！！ひ、ヒーローになりたいんです！！...だから人に親切にするのは当たり前で...その...！帰して、欲しいですっ！！！」
震える声を振り絞った。
だが男は動じることなくにこにこしながら言った。
男「笑顔も素敵だと思ったけど、怯えた顔も可愛いね。もっと色んな顔がみたいな。」
1歩、1歩、近づいてきた。まともじゃない。
まともじゃないこの人が近づいてきて、私はどうなるの...！！！
男「どんな表情も可愛いよ。どんな君でも受け入れるよ。」
男は恍惚とした表情で、私の制服に手をかけた。
うそうそうそうそ！！！だってこんなのおかしい！
こんなの！やだやだやだ！
ヒーローは？！こういう時は悪いことが起こる前に、
ヒーローが来るんだよね？！
私の願いと必死な抵抗も虚しく、あっという間にわたしは下着姿にされていた。
恐怖で息が荒くなる。
心臓が、早くなって、恐怖ゆえに全身の血が引き
カタカタと震える。私はどうにかなりそうだった。
男「とってもキレイだよ。ずっと見ていたいな...」
そして男が、私の首にガブリと噛み付いた。
歯が突き刺さり、血が滴った。
「いっ！！！いたっ......！！！！」
男「痛がる顔もかわいいね」
狂ってる。
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莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
