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▶ 幸福のプリキュア、キュアペリドット - II - ページ10

俺は、音がする方へ走っていった。
そこには


Pr「_ッ!?」


俺が見たのは


アーク「ア〜ック!!」

プカ「くそッ…」

アフ「俺たちじゃッ…」


巨大な化け物と、プカたち、妖精がいた。
妖精たちの後ろには、小学生ほどの子供がいた。
あいつらじゃ、あいつに勝てない。
_なら、俺はどうする?


Pr「(俺は…)」


俺は、妖精たちの方へ走った。
そして、妖精たちの前へ行き、庇うように手を広げた。


Pr「俺は、助けたいッ…!」

チペ「!?」

プカ「は、ぷり!?なんで、はよ逃げッ…」

?「お前、地上の人間か?」

Pr「!!…誰や、お前は」


巨大な化け物の方に乗っている人影が見えた。
犬の耳と尻尾が生えており、黒い王子衣装を着た人物。
妖精たちは驚いた様子だった。


アフ「え……?」

ケブ「莉、犬ッ…王子…?」

Pr「ッ!?」


「莉犬王子」と言っていた。
ということは…ストロベリー帝国の王子…?


ラ「何を言っている?俺はBlack Singの「ラヴ」だ。そしてこいつが「アーク」だ」

Pr「ラヴ…と、アーク?」


……ん?


Pr「ラヴはわかるけど…アーク!?そのまんますぎひん!?」

ラ「はッ!?うっさいうっさい!!」


あれ、反応可愛い((
え、だって…アークって、「悪」でしょ!?え!?
…まぁ、とりあえずええわ。
俺は子供の方を向く。


Pr「大丈夫か?」

子供「うぇッ…?う、うんッ…」

Pr「ほら、はよ逃げな?」

子供「う、うん…お兄さんも気を付けてね?」

Pr「おん!」


子供を逃げたことを確認して、俺は化け物…アークとリヴに向き合った。


プカ「危ないで!?はよお前もッ」

Pr「いやや、俺はどかへん」

アオ「!!なんでッ」

Pr「……こんなやつらがここにいると、“幸せ”になれないやろ?」

妖精「_ッ!!」


それに…


Pr「莉犬王子、取り返すんやろ?やったら“幸福”だと感じて戻るほうがよくね?(ニカッ」

プカ「_!!」


その時

ピカァァァァン✨

妖精&Pr「_ッ!?」


俺とプカの胸の真ん中が、黄緑…翡翠色に光った。
そして、プカの服のポケットから、パクト…?が出てきた。


Pr「え、なにこれッ…!?」

プカ「!!もしかして…ぷり!これを使って、“プリキュア”に変身して!!」

Pr「はッ!?」


俺が!?俺にできるの、か…?


プカ「…皆を“幸せ”にしたい気持ちがあるなら!!」

Pr「_ッ!!」


しあわせ…?
俺は…俺、は…


Pr「…よしッ…」


するしかないんや。絶対に。
しあわせにするために。

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作者名:yuyu | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2024年2月18日 0時

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