あなたの番です。短編集！ (ページ2)

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神谷&水城① BL ページ2

水城side

水城「はあー、疲れたー。」
神谷「それはこっちのセリフですよ！なんで俺が手伝わなきゃいけないんですか。」
水城「いいだろー、コンビなんだから、」
神谷「そうですけど、、、」
周りには誰一人としていない。そして外は真っ暗。そう、俺は今、神谷と残業している。
神谷「出来る限りのことはやりますので、早く終わらせて下さい。」
水城「はいはい」
神谷はこの残業を早く終わらせたいらしいが、俺はずっとこのままでいいと思ってる。
なんて言ったって、俺は神谷のことが好きだからだ。
水城「、、、神谷、、お前この残業やだ？」
神谷「、、当たり前じゃないですか。こんなの、さっさと終わらせましょう。」
水城「、、だな。」
神谷「、、、、その、水城さん、、、この後、時間ありますか？」
水城「、、あるけど、、どうした？」
神谷「ついてきてほしい所があるんです。」
水城「、、わかった。」
…⁇神谷のやつ、急にどうした？、、まぁいい、行ったらわかるだろ。

水城「ふぅ～、やっと終わった～！」
終わった頃にはもう夜の11時を回っていた。
水城「よし、じゃあ行くか！」
神谷「え、」
水城「、、え？って、お前、行く所あるんじゃないの？」
神谷「あ、まぁ、、、水城さんもう忘れたかと思って、、」
水城「馬鹿野郎。俺はそんなすぐ忘れねぇよ」
神谷からの誘いを忘れるわけない！
神谷「、、そうですか、、」

神谷「着きました。」
水城「、、神谷、ここ、公園だぞ？」
神谷「そうですよ？俺は公園に来てほしかったんです。、、、ダメですか、、？」
うっ！そんな目で見ないでくれ！駄目なんて言えないじゃないか！まぁ駄目な理由なんてないけど！
水城「いや！大丈夫だ！」
そう言って俺は公園のベンチに座った。
水城「、、、で、、なんで呼んだんだ？」
神谷「えっと、、その、、」
そう言った神谷は少し照れていたような気がした。まさか告白⁉とは思ったけど、そんな考え、自分の妄想でしかなかった。

と、この時までは思っていた。
まさかこの妄想が現実になるなんて、思ってもいなかった。