[オリジナル恋愛小説]いちげきっ！ (ページ19)

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＊第４話＊ページ19

｢はぁぁぁぁー疲れたぁぁぁー｣

やっと練習終わったよー。

それにしてもハードだったぁ～

ここは合宿所の女子部屋。

つまり、私と舞桜と宮戸先輩の部屋ってこと

宮戸先輩と同じ部屋は正直気まずい。

｢うるさい！羽島さん、黙って｣

げ、怒られちゃった、宮戸先輩に。

｢すみませーん｣

私はそう言うと舞桜がいる部屋の隅に行った。

｢大丈夫？みは｣

｢うん、別に。気にしないよ｣

私は答える。

｢１年！風呂行くから、早く準備！｣

宮戸先輩が威圧的に叫ぶ

こ、こわー

｢はーい、今行きまーす｣

私達はそう答えて、急いで支度をした。

は～いい湯だった～。

お風呂からあがって女湯から出た私達は、ちょうど男湯から出てきた結城とレイに会った。

あああ！ゆ、結城とれ、レイぃぃぃ！！

今うちらが鉢合わせるのは、色々まずいよ！

どうしよう…。今、レイに言おうかな…

私は恐る恐るレイに声をかけた。

すると、舞桜は勘づいて、宮戸先輩と結城を連れてどこかに行ってしまった。

ロビーには、私とレイ二人。

あああ～緊張してきた…

｢うーんとね、こ、告白の返事なんだけど…｣

｢あ、ああ。うん。どうぞ、続けて。｣

レイは一瞬面食らった顔をして、またいつもの穏やかな笑みになった

｢私…

レイとは付き合えない｣

うん。言い切った。

レイは私の答えに深くうなずいて、また微笑んだ

｢ありがとう｣

え？