[オリジナル恋愛小説]いちげきっ！ (ページ18)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:1,487 hit

＊第４話＊ページ18

～at home～

練習が終わって家に帰った私は、合宿の準備を始めた。

んーと、道着でしょ～、帯でしょ～あとはー…

ふぅ…ちょっと休憩

いよいよ明日から初めての合宿だ。

レイの告白の返事どうしよ…

合宿の時でいいよね？

もうさすがに返事しないと失礼だし…

でもなんて言おう？

告られるまで、レイのことはなんとも思ってなかった。

レイは、顔もまあまあいいし、優しいし、空手も強いけど…

でも…

やっぱり、国村先輩をあきらめられない。

先輩に彼女ができても、その気持ちは変わらない。

よし、決めた。

レイには断ろう。

そして…

国村先輩に告白しよう。

絶対に、しよう。

断られる覚悟はできている。

それでも、先輩にこの想いを伝えたい。

決意したら、なんだか心が軽くなった。

よ～し‼ 合宿、頑張るぞ～！

～次の日～

｢よーし。皆集まったか？もうバス出発するぞー｣

今日は待ちに待った合宿です！

いえい‼

ゴゴゴゴゴゴ

出席確認を終えた顧問の角倉(かどくら)先生の声で、私達を乗せたバスは目的地へと出発した。

｢着いたぁー！｣

出発してから約２時間。

ようやくバスが目的地であれ合宿所に着いた。

｢楽しみだね！みはっ！｣

隣にいた舞桜が声をかけてきた。

舞桜は失恋のショックから立ち直って、なんだか吹っ切れた表情だ。

｢うん！そーだね～｣

私はそう言うと、合宿所の入り口に向かった