関西の太陽 Ⅴ (ページ4)

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反抗期ちゃんページ4

* Suezawa

あの時、Aめっちゃ可愛い〜って思った時の話があって、まあいつも可愛いけど、Aが高校2年くらいかな。

ジャニーズ入ってAも慣れてきて俺とか丈とかよく話しててんけど、やっぱ可愛いからさ世話やいてしまうんやけどそれが嫌になってきとったねん。

『ほんでね、今くん、』
今｢うんうん、｣
末｢A、今と話してるけどテス勉とかいけてるん？｣
『…まあ、してます』
末｢ほんま？見たるし持ってこいよ？｣
『…すえくんそんな勉強得意ちゃいますやん、』

ぷくって膨れて今の腕にぎゅって擦り寄るところもまあ可愛いんやけど心配やったから結構口うるさく言うてしまってて。
まあ何よりレッスンは誰よりもはよ来て女の子のくせに遅く帰るっていう真面目さが学校に現れ無さすぎて。

サボり癖がめちゃくちゃついてたのが目についてた。

末｢ほら、留年はやばいやろ？｣
『…そやけど』
末｢今と見たるからほら、丈も呼ぼ。｣
『いらん！それより曲振り入れしたり、すえくんに、』
末｢…A？｣
『……すえくん最近学校のことばっかり、』
末｢何がや｣

むすっとしながら今の後ろについておれのことをじとっと見つめてくる。
しょうがないなあなんて顔した今が口を開いた。

今｢末澤に話したいこといっぱいあるねんて、｣
末｢…はあ、｣
今｢けど、学校の事ばっかで話聞いてへんやろ？｣
末｢そう、やけど｣
今｢やから、な？話聞いてあげや？｣
『…もう今くんに話したもん、』

ぷいっとそっぽ向いて龍太くんのところに走ってくAの後ろ姿が印象的で、何よりも俺に話したいことがたくさんあると今に言うてくれてたのがとにかく可愛くて。

顔に熱が集まる。今に顔真っ赤、なんて弄られたのは少しあとの話。