関西の太陽 (ページ33)

今日:33 hit、昨日:61 hit、合計:270,890 hit

. ページ33

なにわの楽屋に遊びに行ったりりとかんにちょっかい掛けに行ったりしてから自分の楽屋へと戻る。

福｢A、どこいってたん？｣
『んーHiHiの楽屋と7MENの楽屋！』
末｢また迷惑かけに行ったんか｣
『ちゃんと確認とったで？？』
正｢なにわとりとかんのとこも行ってたやろ｣
『え、なんで知ってんの』
末｢声聞こえとったわ｣

そっと近寄ってきた晶哉に顔をぷにぷにされながら、ガリさんから聞いたよ、と言われて何をやろと思う。
少し考えたような表情の晶哉はぽそっと口を開いた。

佐｢…楽屋楽しかったですか？｣
『ん？うん、なんで？』
佐｢や、…全然こっちいてくれへんから｣
『…うん』
佐｢…僕らじゃない方がいいんかなあって｣

少し拗ねたような顔。ぽそぽそと呟く声になにをそんなに寂しそうにする必要があるんやろう。

小｢Aちゃん他に浮気しに行くから｣
『うわきぃ？』
小｢晶哉拗ねてんの｣
『…なんでよ』
佐｢…だって、｣
『ん？』
佐｢…俺らのAちゃんやのに｣

心做しかぷく、と膨れた頬にきゅっと結ばれたうすいくちびる。
切れ長な目がわたしを捕らえて離さない。

『…っ、え、』
佐｢あんま他のとこ行かんといてよ、｣
『ちょ、え、』

頬を触ってた手はわたしの手をするりと掬う。
手をすりすりと触って離れない。それを見てるみんなに助けを求めれば全員が迫ってくる。

『っえぇ』
末｢俺は佐野に同意やしなあ｣
『ちょすえく、』
福｢おれも。どこにでも愛想振りまいてさ？｣
小｢まあそれがいい所でもあるけどね、｣
リ｢でも俺らの気持ちも考えんとな？｣
『いや、え、』
正｢こっちはええ気分せえへんなあ？｣
『ちょ、いやいや、なあ、もうごめんなさい！！』

じりじりと寄られて何も悪いことしてへんはずやのに謝る。
ちょっと遊びに行ったらこれやねんもん。
何したって言うん…

今後、わたしは東京のみんなの所に遊びに行く時は誰か付き添いを連れて行かなあかんとお叱りを受けてしまった。