1日の過ごし方 ページ2
智side
朝。
薄く開いたカーテンの隙間から、日の光が降り注ぐ。
それと同時に目覚ましの音が。
俺はむくり、と身体を起こして頭を1振り2振り。
ベッドから降りて、最近皆で買ったふわふわスリッパに足を通す。
至福の感触に頬を緩ませながら部屋の外へ。
5つ並んだ部屋の内の3つのドアには『まだ眠ってます』と書かれたプレートが。
俺はそれに目を向け、起こさないように階段を降りた。
「潤、おはよう」
「……はよ」
寝起き特有……いや、潤の場合は年中の不機嫌な声。
絶賛反抗期中の潤は、俺を睨み付けるように見て朝御飯の準備を再開する。
その様子が可愛くて。
思わず笑みが溢れる。
「……何1人で笑ってんの? 気持ち悪い」
「んふふ、ごめんねぇ」
……潤が反抗期に入った頃。
ご飯担当だったから、どうしようか? って皆で話し合ったの。
反抗期だし、作らないかもねって。
けど、そんなの杞憂に終わった。
だって、次の日もその次の日も。
ちゃんと作ってくれてたもん、ご飯。
「……雅紀にぃ昨日疲れてたし……。和にぃは、野菜食べないから……。……翔は、普通で良いか」
ほら、俺らの身体を考慮して1人1人味付けを変えてくれてる。
なんて微笑んでると、目の前にｺﾄｯとコップが置かれる。
中には珈琲。ミルクと砂糖少々。
「……一応、朝早いし。……風邪引かれると、困る……から」
「……んふふ、ありがと」
決して俺の方を見ようとせず、そっぽを向く潤。
……これも、潤なりの不器用な優しさ。
「……ん、美味し」
これは、俺だけの特権。
朝早く起きて、潤のご飯作りを眺めて、たまに珈琲飲んで。
……お兄ちゃんだけの特権。
雅紀にも、和にも、翔にも渡してあげない。
そう思いながら、俺はまた一口珈琲を啜った。
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0915ARS - これすごい面白い！そろそろ恋とか入れて欲しい！後ファンクラブの詳しい下り入れるとか… (2019年10月16日 20時) (
レス) id: a982556a6b (このIDを非表示/違反報告)
嵐_翔潤_ - あいさん» 本当ですか? そう言っていただけてとても嬉しいです!! またリクエストお待ちしておりますね!! (2019年8月5日 21時) (レス) id: 7d8c2c7b97 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ありがとうございます☆楽しく読ませてもらいました(*≧∀≦*) (2019年8月2日 17時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
小,加 - はい！ 全然大丈夫です！ 楽しみに待ってます (2019年8月1日 8時) (レス) id: c2b14c6c1f (このIDを非表示/違反報告)
嵐_翔潤_ - 小，加さん» リクエストが、前のリクエストと被ってしまうのでいくつか間を空けてから書かせていただいてもよろしいでしょうか? (2019年7月30日 22時) (レス) id: 7d8c2c7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐_翔潤_ | 作成日時：2019年7月12日 7時
