649 *Daiki* ページ49
Aが呼ばれていなくなった途端静まり返る。
裕翔「Aちゃん...何も言わないね。」
Aが何も言わないのか。
俺らがそうさせてるんじゃないか。
・
・
・
・
・
侑李「もう...なんとも思ってないのかな。」
大貴「そんなわけねぇだろ。」
侑李「でも...Aすっごい元気じゃん。」
・
・
・
・
・
(人1)「そう見せてるんだよ...本当は...悲しんでるの...すごく。」
(人1)ちゃんまで泣きそうな顔してAがいなくなったドアを見る。
侑李「そう...だよね...」
Aが何も言わないから俺らも何も言わないんじゃない。
その話題になぜか皆触れようとしない。
・
・
・
・
それはAをこれ以上傷つけさせないため。
でもこのまま何もなかったかのように山田の存在も消しちゃうのかよ。
大貴「山田は...もう好きじゃないって。」
・
・
・
・
裕翔「えっ!?」
侑李「涼介がそんなこと...!」
大貴「嘘だと思うよ。でも言ってた。」
また静まり皆が俯く。
・
・
・
・
・
(人1)「ねぇ...涼介くん...結婚するって本当なの?」
(人1)ちゃんが口を開く。
聞かされていなかったのか2人はびっくりした顔。
(人1)「Aがそう言って...」
Aはどこで聞いたんだ?
・
・
・
・
裕翔「結婚って何?」
侑李「涼介が?まさかそんな...」
信じられないと口を揃えて言う。
大貴「多分...見合いが成立したんだと思う...」
・
・
・
・
・
大貴「結構前に...見合いするからって電話来たから。」
本当にするんだ。
一応受けるだけかと思ってた。
でももう決まったんだな。
山田じゃ反論できねぇもんな。
・
・
・
・
(人1)「なんで。Aは...?あんなに仲良かったくせに...
うちはやっぱり信じられない。涼介くんがA以外を好きになるなんてあり得ないもん!」
侑李「(人1)‼そんなん言ったって仕方ないじゃん。」
(人1)「でもっ...」
どうしようもないことを言い合いしていると、微かだけど、物音がした。
大貴「え...お客さん?」
・
・
・
1287人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハルカ(プロフ) - 今現在泣いて泣いて泣いてます。ほんとに話の中に吸い込まれます。 (2018年10月10日 18時) (レス) id: f0d758750d (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩 - どんどん読み進めたくなっちゃいますね♪ (2017年9月24日 19時) (レス) id: 73437f3fa3 (このIDを非表示/違反報告)
涼苺飴 - 遅れて読んでます!!いっぱい泣きました(泣)とってもここまででは、切ないです。16までおいつけるかな……。とっても面白いです!!頑張ってください♪ (2016年12月5日 18時) (レス) id: 0f2acbae67 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - いちご姫さん» ありがとうございます!! (2015年8月7日 20時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
いちご姫 - おもしろい! (2015年8月6日 11時) (レス) id: 095752f868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2015年3月30日 17時