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A「ただいまー。」
買ってきたものを冷蔵庫やらにしまう。
「ありがと。助かったわ。」
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A「お父さんは?まだお店?」
「それがね!?なんか、卒業パーティーの会場にお父さんのお店が借りられるかもって!」
A「へぇー...。」
「Aはないの?卒業パーティー。」
A「わかんない。」
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お父さんの今のお店って広いのかな...
カフェで卒業パーティー?
コーヒーとフレンチトーストくらいしかないんじゃない?
まあ、いいけど。
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お母さんと2人でご飯を食べているとお父さんが帰ってきた。
なんかすごい嬉しそうな顔。
「契約成立したよ。」
「ほんと!?すごいわね!!」
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2人で盛り上がってあたしはそっちのけ。
「A、明後日暇だろう?」
暇と決め付けられて、ちょっとムッとしたけど実際暇だ。
A「うん...?」
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「店、配置の移動とか手伝ってくれないか?」
A「いいけど...」
「助かるよ。」
いいけど、あたしだって一応卒業生なんだからね?
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ごちそーさま!とお皿をさげてダイニングを出る。
パタンとしまったドアに凭れかかる。
A「この香水...勿体無くて使えないよ...」
さっき貰った試供品。
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「いやぁよかった。あんな女学院が私の店に来るなんてね。」
「そうねー。開いて以来の繁盛だわ♪」
扉一枚の向こう側から聞こえる声。
お金の話してるし...
2人とも何気に腹黒いんだから。
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A「卒業パーティーね...」
出来るかな...
皆...大ちゃんとか率先してやりそう。
でもこの前祝賀会やったばっかだった。
A「ま、卒業できるだけいいよね。」
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ハルカ(プロフ) - 今現在泣いて泣いて泣いてます。ほんとに話の中に吸い込まれます。 (2018年10月10日 18時) (レス) id: f0d758750d (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩 - どんどん読み進めたくなっちゃいますね♪ (2017年9月24日 19時) (レス) id: 73437f3fa3 (このIDを非表示/違反報告)
涼苺飴 - 遅れて読んでます!!いっぱい泣きました(泣)とってもここまででは、切ないです。16までおいつけるかな……。とっても面白いです!!頑張ってください♪ (2016年12月5日 18時) (レス) id: 0f2acbae67 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - いちご姫さん» ありがとうございます!! (2015年8月7日 20時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
いちご姫 - おもしろい! (2015年8月6日 11時) (レス) id: 095752f868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2015年3月30日 17時