同居してます、。 Vol.11 Ryosuke

645 *You* ページ45

「A−?悪いけどお醤油買ってきてー?」


A「はーい。」


「あ、序にお豆腐と牛乳とー、味噌も!」


絶対悪いと思ってないでしょ。


お母さんの鞄から財布とﾏｲﾊﾞｯｸを取り出すと次々と品が増える。

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結局ﾒﾓしてもらってそれを持ってｽｰﾊﾟｰに出かける。


A「お醤油だけじゃないじゃん。」


牛乳にお醤油って重い!!

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今日の夕飯はなんだろうと思いながら、

ﾒﾓに書かれた食材を入れていく。


A「お父さんのおつまみのお菓子...って。」


太るよ?!お父さん!!とか思いながら新製品を入れてみる。

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自分にもなんか買っちゃおうかなーって棚を覗くけど特になし。


普通に会計を済まして家まで歩く。


あたし、なんか主婦みたいじゃん。

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両手にﾏｲﾊﾞｯｸ。


A「おばさんみたい...」


まだ女子高生なのに...


もうすぐ高校生ともおさらばだけど。

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桜並木。

寒いから咲きそうではないけど蕾がもうすぐ付き始めるころ。


桜...

お花見...したいな...

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上を向いて歩いていたからか、どんっとぶつかった。


A「すいませんっ!」


「あ、いえ...こちらこそっ。」


制服...聖桜学園...S女?

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S女がこんな街中1人で?


「お怪我なされませんでしたか?」


A「え?うん...」


「よかったぁ...あ、お詫びにこれ...」

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渡されたこれは...試供品?


「本当に申し訳ありませんでした。」


ご丁寧に頭を下げて華麗に走っていく多分お嬢様。

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A「これ...!」


高くて買えない化粧品ﾒｰｶｰの柊の印。


A「ヒイラギのだ...」

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