640 *Fiance* ページ40
優雅に上下するメリーゴーランド。
くるくる回るティーカップ。
ジェットコースターとやらは無理だったけれど、楽しかった。
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何より。
涼介さんが私を下の名前で呼んで下さったから。
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何故急にそう思ったのか。
何かの決心か。
それでも別に構わない。
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A『なんですか、それ。』
涼介「飲む?」
差し出された紙コップに入ったジュース。
水色って...これは...何?
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飲むことに戸惑う。
そもそもストローだし。
まず...原料は何?
A『...んっ!』
考えているといきなり口に押し込まれた。
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こんなの初めてで。
間接.....なんて...
どきどきする。
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涼介「お化け屋敷とか入ったことある?」
A『おばけ?どれですか。』
あれと指差した方向に顔なしやら首の長い女の人やら。
A『な、んですか?あれは…。』
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目が一つしかないじゃない?
あれなんか...傘に足が...
涼介「行ってみる?」
い、行くんですか!?
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A『え、遠慮します...私。』
怖いのなんて無理だ…
涼介「よし。行こーぜー。」
ぐいっと手が引っ張られ、立たされる。
そのまま化け物に近づく。
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A『私っ...怖いの...無理...っ』
「2名様ですねー!空中お散歩いってらっしゃ〜い♪」
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A『....え?』
空中お散歩?
涼介「ははっお化け屋敷なんて行くわけねぇじゃん。俺も無理だし。」
真向かいに座る涼介さんのバックは段々青空に変わっていく。
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A『観覧車...ですね?』
涼介「空中散歩。これなら堕ちる心配もないしな。」
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ハルカ(プロフ) - 今現在泣いて泣いて泣いてます。ほんとに話の中に吸い込まれます。 (2018年10月10日 18時) (レス) id: f0d758750d (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩 - どんどん読み進めたくなっちゃいますね♪ (2017年9月24日 19時) (レス) id: 73437f3fa3 (このIDを非表示/違反報告)
涼苺飴 - 遅れて読んでます!!いっぱい泣きました(泣)とってもここまででは、切ないです。16までおいつけるかな……。とっても面白いです!!頑張ってください♪ (2016年12月5日 18時) (レス) id: 0f2acbae67 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - いちご姫さん» ありがとうございます!! (2015年8月7日 20時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
いちご姫 - おもしろい! (2015年8月6日 11時) (レス) id: 095752f868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2015年3月30日 17時