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思ってたより疲れはしなかったものの、
やっぱり疲労はあるわけで。
自分の部屋でぼーっとしていると姉ちゃんが入ってきた。
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「ｱﾝﾀ、貰った?」
涼介「何を。」
「ﾁｮｺよ!ﾁｮｺ!!ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝでしょ!?」
何でそんな怒鳴られなきゃなんねぇんだよ。
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涼介「ﾁｮｺ〜?貰うわけ...」
「あら。貰ったんじゃない。」
机の上にある箱を手に取る。
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涼介「あ、それﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝだったんだ。」
「はぁ!?」
てっきり今日のお礼かなんかだと。
「涼介さいってい!女の子の気持ち踏み躙って!!」
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べっつに踏み躙ったわけじゃないけど。
涼介「てか受け取ったんだからいいだろ!お礼も言ったし!」
「ふーん...でも...相手の子満更でもないんじゃない?」
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「わあ!ﾄﾘｭﾌ!!1個頂戴〜♪」
勝手に開けて勝手に食べる姉ちゃん。
涼介「満更でもない?」
いや、だって。
涼介「恋を知らないんだよ。その柊ｻﾝは。」
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「ばっかねぇ。涼介だって知らないでしょう?」
涼介「は?」
少なくとも2回は恋しましたけど。
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「その柊さんだって恋を知らないだけでもう恋してるかもしれないじゃない?」
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涼介「へえーそりゃよかったね。それならそれで結婚はﾅｼだな。」
「何も知らないのは涼介だけじゃん。」
涼介「なんか言った?」
「別にー!気楽でいいわねって。」
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それだけ言い残して部屋を去って行く姉ちゃん。
どこが気楽だよ。
今日だって...
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今日ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝ?
だからか。
2人で仲良くﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝﾃﾞｰﾄ、ね。
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俺だけが取り残されてる気がするよ。
涼介「俺のことなんてもう忘れてたりしてね...」
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ハルカ(プロフ) - 今現在泣いて泣いて泣いてます。ほんとに話の中に吸い込まれます。 (2018年10月10日 18時) (
レス) id: f0d758750d (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩 - どんどん読み進めたくなっちゃいますね♪ (2017年9月24日 19時) (レス) id: 73437f3fa3 (このIDを非表示/違反報告)
涼苺飴 - 遅れて読んでます！！いっぱい泣きました(泣)とってもここまででは、切ないです。16までおいつけるかな……。とっても面白いです！！頑張ってください♪ (2016年12月5日 18時) (レス) id: 0f2acbae67 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - いちご姫さん» ありがとうございます！！ (2015年8月7日 20時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
いちご姫 - おもしろい！ (2015年8月6日 11時) (レス) id: 095752f868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2015年3月30日 17時
