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準備OKで待ち合わせ場所に立つ。
A『ﾀﾞﾒ...ほんとに...』
心臓が壊れそうなくらいになってきた。
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ぎゅっとﾊﾞｯｸを握ると手前から走ってきた。
いきなりｸﾗｼｯｸ!?ちょっとｸﾗｯときそうだったけど、
嫌われないためにも大好きですｱﾋﾟｰﾙをした。
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いざ入ってみたら、何も感じなくて。
涼介さんは目を閉じ...多分寝てる。
寝不足なのかと思えば、ただ好きじゃないだけ。
なんだ。私と一緒じゃない。
お父様もいないし、この際打ち明けちゃおうかな。
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打ち明けて正解だった。
お互い素で行こうなんて今までにはなくてなんだか嬉しかった。
行ったことない所ばかり連れて行ってくれて、未知の世界だった。
お買い物は基本海外へ行くか、自宅に来てくれるし。
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最初の緊張なんてなしに楽しんでいた。
その矢先＿＿＿＿＿＿＿
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涼介「A...?」
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A『え?』
初めて名前を呼ばれた瞬間だった。
柊とは呼ばれてきたけど、一回も私を涼介さんは下の名前で呼ぼうとしなかった。
それが今、彼は確実に私の名前を呼んだ。
＿＿＿＿＿＿はずだった。
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私より背が高い涼介さんは私とは反対方向に視線を向けている。
なんだ...私の聞き間違い?
で、済む話じゃなかった。
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現にほら。
涼介「なんで...」
絶望的な表情を見せている。
視線の先に涼介さんの想い人でもいるんだろうとは思いもしなかった。
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涼介「A....よかった...」
Aと呼ばれるその方が羨ましい。
悲しそうな顔はﾊﾟｯと消え、私に向き直る。
涼介「あ、ごめん。ぼーっとしてた。」
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同じ名前なのに...多分私のほうが何でも持ってるのに。
彼に想われるAさんが羨ましい...
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ハルカ(プロフ) - 今現在泣いて泣いて泣いてます。ほんとに話の中に吸い込まれます。 (2018年10月10日 18時) (
レス) id: f0d758750d (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩 - どんどん読み進めたくなっちゃいますね♪ (2017年9月24日 19時) (レス) id: 73437f3fa3 (このIDを非表示/違反報告)
涼苺飴 - 遅れて読んでます！！いっぱい泣きました(泣)とってもここまででは、切ないです。16までおいつけるかな……。とっても面白いです！！頑張ってください♪ (2016年12月5日 18時) (レス) id: 0f2acbae67 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - いちご姫さん» ありがとうございます！！ (2015年8月7日 20時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
いちご姫 - おもしろい！ (2015年8月6日 11時) (レス) id: 095752f868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2015年3月30日 17時
