622 *Ryosuke* ページ22
朝ごはんが喉を通らなかった。
時間が来て欲しくないような来て欲しいような。
別に恋してるわけじゃないけど。
これ絶対普通に考えたら恋する乙女の感情だよな。
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憂鬱で憂鬱で仕方がない。
のろのろと待ち合わせ場所の時計台まで歩く。
なんだよ...家めっちゃ遠いんじゃん。
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既にもう柊さんはいて。
あぁ、もう1回お前って呼んでるし、柊でいいや。
涼介「ごめん、遅れて。」
A『いえ。おはようございます。』
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どこか服の系統がAと似ていて、名前も同じじゃなんか被る。
A『すいません。私のお父様が無理に言ったそうで。』
涼介「いや...俺の親父もこんなん渡してきたから。」
ﾎﾟｹｯﾄから取り出して見せるﾁｹｯﾄ。
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A『ｵｰｹｽﾄﾗ...ｸﾗｼｯｸですね?』
涼介「んまぁ...興味ある?」
A『行きたいです!ここからだと...この会場は...』
涼介「電車だな。」
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A『すごい人ですね...私、電車なんてあまり乗らない...』
そりゃそうだ。
S女のﾄｯﾌﾟｸﾗｽなら車でお迎えが当たり前。
涼介「はぐれんなよ?」
A『あ、はい!』
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はぐれたら俺、親父に何されるか...
気づいたら下車して、会場前。
A『よく来るんですか?』
涼介「いや?初めて。」
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まず、ｸﾗｼｯｸなんて聞かねぇし。
絶対眠くなるだけ....
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涼介「っは...」
しまった。寝てた。
曲も終盤で、拍手で盛り上がる。
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A『涼介さん。寝不足ですか?』
会場から出ると眩しい光が頭を痛くするほど。
涼介「え、やっ...」
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A『私...ｸﾗｼｯｸなんて興味ないです。』
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キミがスキ
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/arymdr
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ハルカ(プロフ) - 今現在泣いて泣いて泣いてます。ほんとに話の中に吸い込まれます。 (2018年10月10日 18時) (
レス) id: f0d758750d (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩 - どんどん読み進めたくなっちゃいますね♪ (2017年9月24日 19時) (レス) id: 73437f3fa3 (このIDを非表示/違反報告)
涼苺飴 - 遅れて読んでます！！いっぱい泣きました(泣)とってもここまででは、切ないです。16までおいつけるかな……。とっても面白いです！！頑張ってください♪ (2016年12月5日 18時) (レス) id: 0f2acbae67 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - いちご姫さん» ありがとうございます！！ (2015年8月7日 20時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
いちご姫 - おもしろい！ (2015年8月6日 11時) (レス) id: 095752f868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2015年3月30日 17時
