657 *Ryosuke* ページ7
緊張しているのか、
それともこれでいいのかと迷っているのか。
そわそわする。
今更何も覆せないのはわかっているけど...
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「涼介...そろそろ向かうぞ。」
涼介「おぉ。」
ネクタイを締め直し、車に乗り込む。
今日はホテルじゃなくて料亭。
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涼介「おはようございます。本日はよろしくお願いします。」
それなりの挨拶をして席に着く。
真向かいに座るAはなんかいつもと違う顔?
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...でもないか。
目が合うと少し微笑んで。
いつもとなんら変わりのない。
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淡々と進み、次の事項が終われば成立。
これで...全てに終止符が打たれる。
今までどおり座って話しを聞いてればいい。
今までどおりにしてれば問題なし。
これが本来の道。
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膝の上で作っていた拳に力が入る。
「では...最後に...『待って!!』
震える声で、というかカタカタと体は震えてる。
Aが立って、俺らを見下ろす。
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A『2人で話がしたいです...』
「A...でもこれで最後...」
A『涼介さんと2人っきりになりたいんです!』
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真剣な顔してなんか恥ずかしいこと言ってますけど...
「まあ、涼介くんがいいなら...」
「そんな急ぐこともないし...」
お互いの両親が頷き俺を見る。
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涼介「あ...俺は別になんでもいいですけど...」
「じゃあ行って来なさい。...そんなに長くは待てないわよ。」
母さんが立った俺を見上げる。
涼介「じゃあ...行くか。」
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外へ出て歩く。
“2人っきりになりたいんです!”
なんで急にAはそんなこと...
考えていると名前が呼ばれる。
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A『涼介さんっ!結婚したら...どんなところに連れて行ってくれますか?』
キラキラした目で見つめられた。
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名無し53407号(プロフ) - 突然すいません。号泣しました。感動です。こんな素敵なお話を書いてくださってありがとうございますほんとに。泣 (2018年1月15日 22時) (レス) id: 42ec7976c2 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 國松真優さん» コメントありがとうございます! こんなお話でも泣いていただけてよかったです(笑) 応援よろしくお願いします! (2016年6月13日 8時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - しおりさん» はじめまして。コメントありがとうございます!! 号泣(笑) 一応、感動的なシーンではあったのでよかったです(笑) 嬉しいお言葉頂けて光栄です。 (2016年6月13日 8時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
國松真優(プロフ) - すごく号泣しました。これからも応援してます! (2016年6月13日 0時) (レス) id: 9ea6e88dce (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - はじめまして!! いま、1人で読んで号泣してます笑笑 こんなに泣いたのはじめてです! この小説大好きです! (2016年1月7日 5時) (レス) id: 531f270852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作成日時:2015年4月2日 19時