683 *You* ページ33
April
ぽかぽか暖かい日差しが差し込む。
カーテンを開けるとまた新たな一年が始まるんだって思えて。
「Aー!パン焼けたよー!!」
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下からお母さんの声が聞こえてくる。
ダイニングテーブルに着くとお父さんはもう出る準備を終えていて。
A「ねぇ、苺ジャムもうないよー。」
「じゃあ、帰りに買って来て。」
A「えー?」
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まだ少し眠たい目を擦りながらスーツに着替える。
A「大学生...」
今日から大学生なんだ。
髪の毛はハーフアップにまとめて、軽いメイクを済ます。
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「あ、A!折角だし写真撮ろうよ!」
下に下りると、お母さんがカメラ片手に駆け寄ってくる。
A「え?もうあたし大学生だよ?家族写真まだ撮るの?」
「いーじゃない!ほらぁ、お母さんは撮りたいー。」
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わざわざ三脚まで用意して、お父さんもしぶしぶタイマーセットしにいく。
「はい、笑ってー!」
パシャっと音がしてカメラが光った。
いつも思うけど新しいカメラ買おうよ。
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A「あ、もう出なきゃ。行って来ます!」
「気をつけてね〜♪」
玄関で手を振るお母さんとお父さん。
A「...あ!」
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ひとつ聞いておかなきゃいけないことがあったんだった。
何?って首を傾げる両親のもとに戻る。
A「ずっと家にいるよね?あたしが帰ってきても、いなくなってないよね?」
高校の入学式の日に急にいなくなったんだから、またいなくなる可能性もなくはない。
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「え〜?うふふっ。」
うふふって何?!まさかまたいなくなるの?
A「ちょっと...」
「...さぁね〜?」
A「そういうのは先に言ってくれないと心配するから!」
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「ふふっ、冗談よ!家にいるから、いってらっしゃい。」
ぽんっと肩が押される。
A「いってきます。」
貴方のいない大学生活が始まる_______
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すいません…
高校だけじゃ終わりませんでした。笑
ので、もう少し続けます。
よろしくお願いします!!
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名無し53407号(プロフ) - 突然すいません。号泣しました。感動です。こんな素敵なお話を書いてくださってありがとうございますほんとに。泣 (2018年1月15日 22時) (レス) id: 42ec7976c2 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 國松真優さん» コメントありがとうございます! こんなお話でも泣いていただけてよかったです(笑) 応援よろしくお願いします! (2016年6月13日 8時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - しおりさん» はじめまして。コメントありがとうございます!! 号泣(笑) 一応、感動的なシーンではあったのでよかったです(笑) 嬉しいお言葉頂けて光栄です。 (2016年6月13日 8時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
國松真優(プロフ) - すごく号泣しました。これからも応援してます! (2016年6月13日 0時) (レス) id: 9ea6e88dce (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - はじめまして!! いま、1人で読んで号泣してます笑笑 こんなに泣いたのはじめてです! この小説大好きです! (2016年1月7日 5時) (レス) id: 531f270852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作成日時:2015年4月2日 19時