672 *You* ページ22
歓声の声がする方にはやっぱりあの人達。
他校なのに写真お願いって生徒が沢山で。
3人は困り顔。
侑李「(人1)−!」
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(人1)「あ!侑李!!写真撮ろーよー!!」
侑李「やっぱ(人1)はボタンに興味なしかよ。」
(人1)「なんか言ったー?」
侑李「ハイ、チーズ。」
(人1)「あ!うちカメラ見てない!」
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段々と人が減っていく中、肩がぽんと叩かれる。
A「あ、裕翔くん。」
裕翔「Aちゃん。」
名前を呼ばれると右手が取られ、手に何か握らされる。
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A「何?」
裕翔「開けて。」
言われたとおりにゆっくりと開ける。
A「ボタン?」
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裕翔くんのは付いてるし、これ、あたしの学校のじゃないし。
裕翔「うん。...山ちゃんから。」
A「...涼介、から?」
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驚いた。
A「なんで...涼介...ボタンなんて...」
裕翔「こんな約束しか守れなくてごめん。」
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A「...え?」
裕翔「山ちゃんからの伝言。」
こんな約束?
あ...ボタン、くれるって言ってたっけ。
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こんな約束しかって...
A「...ありがと...」
こんなの守ってくれなくてもあたしは...
裕翔「山ちゃんは要らなかったら捨ててって言ってたけど、捨てないであげて?
それ...山ちゃんの想いだから。」
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A「うん...」
捨てない。
捨てるわけないじゃない?
要らないわけがない。
A「ありがとう。」
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嬉しかった。
ずっと辛かった思いが少しだけど晴れた気がした。
これがあればやっていける気がした。
A「あ、皆のとこ、戻ろ...」
踵を返すと腕が引っ張られて。
裕翔「Aしか愛せない。」
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名無し53407号(プロフ) - 突然すいません。号泣しました。感動です。こんな素敵なお話を書いてくださってありがとうございますほんとに。泣 (2018年1月15日 22時) (レス) id: 42ec7976c2 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 國松真優さん» コメントありがとうございます! こんなお話でも泣いていただけてよかったです(笑) 応援よろしくお願いします! (2016年6月13日 8時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - しおりさん» はじめまして。コメントありがとうございます!! 号泣(笑) 一応、感動的なシーンではあったのでよかったです(笑) 嬉しいお言葉頂けて光栄です。 (2016年6月13日 8時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
國松真優(プロフ) - すごく号泣しました。これからも応援してます! (2016年6月13日 0時) (レス) id: 9ea6e88dce (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - はじめまして!! いま、1人で読んで号泣してます笑笑 こんなに泣いたのはじめてです! この小説大好きです! (2016年1月7日 5時) (レス) id: 531f270852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作成日時:2015年4月2日 19時