私と先生の秘密。2 (ページ9)

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59時間目。ページ9

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"進路のことなんだけど…"

先日の進路希望の用紙に提出した学校の

パンフレットと見学日程について

先生が調べてくれたものを説明してくれるらしくて

進路相談室でしばらく面談。

やりたいこと、将来のこと、今後どうしたいか

今思ってることのすべてを相談すると

"ここの学校なら、見学が近々あるから行ってみたらいいよ
卒業生もここ出てるやついるから
その時の資料も多くはないが残ってるし
時間がある時に進路相談室で情報収集しろよ？"

「ありがとうございます
さっそく今日の放課後見て帰ります」

"1年の時の担任だった岩本先生からも
やりたいことがある程度決まってるみたいでした
って引き継ぎがあったから
動くなら今からでも早くないし
早く進路が決まったら、受験も早くできる学校もあるし
卒業までの余裕が出てくるだろうしな。
なんかあったら相談してくれていいから"

そっか、ひーくん櫻井先生にも話してくれたんだ…

今夜うち来るって言ってたから

お礼言わなきゃいけないなぁ

「ありがとうございました、失礼します」

もらったパンフレットを持って進路相談室を出て教室に戻ると

目黒くんが机に突っ伏してた。

お昼寝かな？

授業までに起きればいいけど

まぁ、いつも寝てるから気にしないけど笑

次の授業の準備をしてると

「進路、決まったんだ」

突然横から声がして振り向くと

さっきまで寝てた目黒くんが顔だけこっちに向けていた。

「確定してはないけど、前より絞れたから
一歩前進かな？って感じ」

「へぇ、じゃあ…そろそろ俺も動かなきゃなぁ…」

目黒くんも行きたい大学とか決まってるのかな？

そう思った私は

「うん、がんばってね！」

何も知らずにそう言った。

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