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97時間目。 ページ47
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「えっ!?なに、停電!?」
その場でキョロキョロとしていると
今度はバッと急に電気がついた
と思ってひーくんが歩いて行ったお手洗いの方を見ると
赤い薔薇の花束を持ったひーくんの姿が。
「え…っ、ひーくん…？」
そのままスッと私の目の前に跪いて
『A、ハタチのお誕生日おめでとう』
と花束を差し出す。
「あ、ありがとう…えっ、ちょっと、え？なに？」
困惑してオロオロしていると
『ハタチのお祝い…にしたら
ちょっと重いかもしれないけど…』
と今度は小さな箱を手にするひーくん。
「これ………って…」
その手に持つのは、女子なら憧れるアレで…
『Aが社会人になって、少しでも余裕ができたな
って思ってからでいい。
なんならいつまでも待つから
俺と……結婚してくれますか…？』
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作者名：なっちゃん | 作成日時：2021年2月18日 12時
