私と先生の秘密。2 (ページ46)

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96時間目。ページ46

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「ここ…」

『覚えてる？』

「だってここ…なかなか予約取れなくて
ひーくんのお友達に頼んでもらったって言ってた…」

『そうそう笑
でもね、今日は違うよ？
ちゃんとめちゃめちゃ前から俺が予約したの』

ひーくんに連れてきてもらったお店は

前にひーくんのお友達に言って

予約してもらったと言う

人気すぎて予約が取れないあのお店。

しかも今日はひーくんが予約してくれたと。

それもめちゃめちゃ前から。

いやいや、だってここ噂では半年先まで埋まってるって…

『Aのハタチの誕生日には
絶対ここでお祝いしたいって思ってたから
高校卒業した頃から予約してたの笑』

いやいや、笑うところじゃないし

てか、ちょっとびっくりしすぎて言葉出ないし。

「ちょっと…びっくりが過ぎてる…」

『そんなに驚かれると思ってなかったから
俺の方がびっくりしちゃってるんだけど笑』

「だってそんな前から予約なんて…」

『ここに来ること、その時から決めてたからね
てゆうかもっと言うと
そのための下見であの時来たんだもん』

「下見って、そんな大袈裟な…」

『まぁ、そのうち分かるよ。
さて、今日はコースでお願いしてるから
もうすぐ料理が来ると思うよ』

コース料理なんて食べたことない…

とかもう本当にびっくりすぎて味するかなぁ…

運ばれてきた料理はもちろん美味しくて豪華で

もう幸せすぎてどうしよう。

『ごめん、ちょっとトイレ行ってくるね』

「うん、分かった」

デザートが来る前に、ひーくんがお手洗いに立つ。

デザートはなんなんだろう

って楽しみにひーくんを待っていると

バッと急に店内の照明が消える。

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