私と先生の秘密。2 (ページ44)

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94時間目。ページ44

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課題を提出したら時間が余りすぎちゃって

ちょっとだけカフェでゆっくりして

家に帰っておしゃれの準備。

するひーくんから

"6時には家帰るからゆっくり準備しててね"

とLINE。

まだ3時間もあるや。

どうしようかなぁ…

今朝も誕生日ってことで

朝からひーくんの作ってくれた朝ごはんプレート食べて

お昼は友達と久しぶりにランチしたり

誕生日プレゼントももらったし

誕生日がこんなに嬉しいって思ったことないってくらい

今年が一番嬉しい気がする。

ハタチってやっぱり特別なのかな？

お兄ちゃんからも連絡がきて……

あっ

家来いって言われてたんだった。

急いで家に向かうとお兄ちゃんがソファでくつろいでいた。

「おぉ、誕生日おめでとう」

「ありがと、で、何か用だった？」

「いやお前の誕生日だからプレゼント渡そうと思って」

「え、」

「えってなんだよえって」

まさかお兄ちゃんから用意されてると思ってなくて

ちょっとびっくりしちゃったけど

「まぁ、今年はハタチだし特別な？」

とゆうことみたいで。

「やっぱりハタチって特別なんだ…」

「まぁ…外で酒飲めるしやっと大人だって感じするし？」

「あんまり大人になることに重要視してなかったけど
こんなにみんなに言われたらそうなのかなって思ってきた」

あ、そうだ。

「私今からひーくんと誕生日ディナーデートしてくる！」

と言うと

「おぉ、いっぱい食べて来いよ」

「なんかね、とびきりおしゃれしてきてねって言われたの。
いつもならおしゃれすぎたらダメって言うのに」

「まぁあれじゃん、特別ってことだろ？」

「ん～誕生日だからかな？
でも何もしてくれなくても嬉しいのにな
だって私昨日ひーくんに言われるまで
誕生日忘れてたんだもん」

「……なんか、照も大変だな」

「え、なにが？」

「お前は知らなくていいんだよ。
さ、早く帰って用意しろよ」

そう言って家を追い出されるような感じで出る。

お兄ちゃんからの誕生日プレゼントは

某ブランドのキーケースで

ブランド物でしかもお兄ちゃんからなんて

もらったことなかったけど、これがハタチか

ってなんだか実感した気がした。

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