私と先生の秘密。2 (ページ26)

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76時間目。ページ26

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「俺は正直、未だに何やりたいかって聞かれたら
即答できることなんてないし
なんとなくアメリカ行きたいってところもあるしさ笑
まぁ、もちろんそれだけで行くわけじゃないんだけど。
それに比べたらAちゃんはしっかり決められてるし
準備もしてきてるんだから
もっと自分のこと信頼してもいいんじゃない？」

目黒くんには失礼だけど

いつになく真剣に向き合ってくれて

出会えてよかったなって思う。

「ありがと…なんだか自信出たかも」

「それさ、岩本先生ってゆうパートナーもいるじゃん
何があっても絶対に大丈夫だと思うけど？笑」

「あははっ笑
それは確かにその通りだよね笑」

目黒くんとこうやって話せるのも

あと1年なのか…

え、てか3年も同じクラスか分からないじゃん。

「私、3年になっても目黒くんと同じクラスがいいな」

聞こえてるか分からないけど

聞こえてたらいいなと思って小さく声に出すと

「俺も、てかそうじゃないと多分岩本先生が心配するよ
俺でギリなんだから」

「ひーくんに頼もうかなぁ笑」

「その権限はさすがにないっしょ笑」

一生仲良くできそうな友達が

まさかの私のことが好きだった人なんて

普通じゃあんまりないことだけど

私にとってはひーくんとのことも知ってて

普通にしてくれる人が目黒くん1人だから

離したくないなって思うけど

「それは言えないなぁ…笑」

「え、なんか言った？」

「あ、なんでもないです」

「いやあるだろ絶対」

一生言えないけど、ありがとう笑

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