36時間目。 ページ36
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「わ、私お腹空いたなぁ〜
ひーくんにご飯作ってあげたいなぁ〜」
なんてわざと言ってみるけど
『もうちょっといいじゃん…』
と。
「ダメだこりゃ…」
「俺が起こしてやろうか?
てか起きてくれなきゃ昼飯ないなら俺が死ぬんだけど」
「怒られてもいいなら…どうぞ?」
「こいつに怒られるなんて今に始まったことじゃねぇよ」
お兄ちゃんはそう言って立ち上がると
「おぉぉぉい!!おーきーろーーー!」
ひーくんだけじゃなくて
私の耳もキーンとなるほど馬鹿でかい声で言えば
『……っざけんな、耳聞こえなくなったらどうすんだよ!』
「お前の耳の心配よりこっいはお前のせいで
俺の昼飯がないの!いい加減起きろよ!」
『A、耳痛くない?大丈夫?』
「えっ、あ、うん…まぁ、ちょっとキーンと…」
『は?まじ翔太何してんの?
Aの耳聞こえなくなったらどうすんだって!』
「お前のじゃなくてAの耳のことかよ」
『当たり前だろ、俺の耳よりAの耳だよ普通に』
「なんかよく分かんねぇけど照起きたから昼飯作って」
『お前なぁ、人の耳元ででかい声出しといて
飯作れって頭おかしいじゃんそれ』
「照がこいつの膝で寝なきゃよかっただけじゃん」
『なんで彼女の膝で寝てただけで
耳元で叫ばれなきゃいけねぇんだよ!』
「だぁー!もういいよ照だけ昼飯抜き!」
『それは翔太じゃなくてAが決まるんだよ!』
もう2人の会話が成人男性とは思えなさすぎて
高校生の私が呆れてしまい席を立つ。
「……もう2人とも抜きね、買い物行ってきます」
2人が言い合ってる中
私のことなんて眼中にないみたいだったから
一言言って買い物に出た。
一言言ったからね?偉くない?
その頃家では
『え待って、Aがいない!?どこ行ったの!?』
「お前がキレるから呆れて出てったんだろ」
『うるさい翔太黙ってて』
一体いくつなのこの人たち…
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なっちゃん(プロフ) - まりえさん» コメントありがとうございます!ひーくんside、考えてなかったですがいいですね!完結した後の番外編としてしてみようかなぁ…?参考にさせていただきます!ありがとうございます! (2021年2月10日 20時) (レス) id: cc53921074 (このIDを非表示/違反報告)
まりえ(プロフ) - いつもキュンキュンしてます(*^^*)もしよければひーくんsideも読んでみたいですっ!応援してます(((o(*゚▽゚*)o))) (2021年2月10日 18時) (レス) id: c4d68ae9e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっちゃん | 作成日時:2021年1月23日 13時