私と先生の秘密。

20時間目。 ページ20

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テスト期間中は夕飯の買い出し以外に外に出ず

部屋にこもっていつになく勉強。

お兄ちゃんにもだから毎日雨の予報なんだって笑われるし。

てか、雨降ってないから。





成績はそんなに悪いわけじゃない。

人並みとゆうか、順位も真ん中くらいでだし

テストの点もそんなに悪くないと思う。









『進学校だから自分はあまり成績よくない
って思うかもしれないけど
他の学校行ったら上位くらい成績いいよ』









前回のテストの後にあった面談で

ひーくんに言われたことを思い出す。

そんなによくないと思うけど

そうやってやる気にさせてくれてるのかな？って。






そういえば、私ってやりたいことなんだろ…

まだ高1、けど来年になればもっと将来のこと考えて

進学先決めなきゃいけないし…




まぁいいか、今は目の前のテストだけで。




ひーくん、どこに連れて行ってくれるんだろ。

昔、海が好きって言ってたから

もしかしたら海なのかな？

ひーくんが連れて行ってくれるならどこでもいいけど

好きな人とのお出かけは緊張しちゃう。









「頑張っていい点とって褒めてもらいたいなぁ…」









『誰に褒めてもらいたいの？』

「うわぁっ！」









声がすると思って振り返ると

なぜか部屋のドアを半分開けて顔を覗かせるひーくん。









『あははっ笑 ごめんごめん
ちょっと翔太に用があったからお邪魔してます』









びっくりしたぁ…



聞かれてないよね？心の声漏れてないよね？

てか、誰に褒めてもらいたいの？って言った…？









『てかごめんね？勉強してたのに邪魔しちゃって』

「あぁ…大丈夫！ちょっと休憩したかったし」









飲み物飲みたいし、リビング行こうかな









『で、誰に褒められたくて勉強頑張ってるの？笑』









ですよね……







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