私はあなたと愛を知る (ページ43)

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岩本さんから告白されてから

早くも1ヶ月が経とうとしている。

あの日、もちろんすぐには答えが出ないし

簡単に答えていい話でもなかったから

『考えさせてもらってもいいですか…？』

とお伝えすると

岩「もちろん
言ったでしょ？何年でも待つって」

と言われ、お言葉に甘えて考えていると

『もう1ヶ月…』

さすがに先延ばしにしすぎるのもよくないよね…

今日はみなさん個人のお仕事の日で

私は渡辺さん、佐久間さん、そして岩本さんに付くことに。

佐「なんか今日珍しいメンバーだね〜」

なんて佐久間さんが楽しいそうにしてる中

渡「お前のテンションまじでやばい」

って少しうるさそうにしつつも楽しそうな渡辺さん
と

岩「メンバーは珍しいけど
佐久間いたらいつもとあんまり変わんないから笑」

こちらも楽しそうな岩本さん。

今日は帰りにお返事しなきゃ…

そう思いながら準備をしていると

岩「ねぇAちゃん」

と突然呼ばれ

『はっ、はい！』

変な返事をしてしまい

岩「ふはっ笑
何その返事、めっちゃ面白いんだけど笑」

笑われてしまった…

恥ずかしくなり俯いていると

ポン…

そっと私の頭に岩本さんの手が乗る。

岩「そうゆうところも、好き」

この1ヶ月間

メンバーの皆さんからは見えない場所や

私にしか聞こえない声で

胸がギュッとなることを言われる。

もう…いつになっても慣れない…

告白の返事は…決まってるけど…

上手く言えるか分からないし。

岩「Aちゃん？」

『あっ！すみません、考え事してて』

岩「もしかして、俺のこと考えてくれてた？笑」

『えっ、』

見透かされてる…

岩「あははっ笑
なんてね、そんな警戒しないで？」

『いや、あの、警戒なんて…
……でも、私岩本さんに大事なお話があるので
予定が合うお時間、お伺いしたいのですが…』

この後も仕事があるし

きっとしばらく伝えられないだろうと思っていると

岩「今日このあとでよかったら、空いてるよ？」

と。

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