◯ Hikaru side ページ15
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意を決して
岩「ちなみに誰なの?」
と聞いてみると
『それは内緒です笑』
……やられた。
しかも可愛らしい笑顔で内緒だなんて
こんなのあいつらが聞いたら気が気じゃねぇだろうなぁ…笑
岩「なんだよそれ笑
いいじゃん、俺別に気にしないよ?」
正直めちゃめちゃ気になってるから
言ってくれた方が諦めつくんだけど。
いや、諦めつくって言ってる時点で
俺もう彼女に夢中じゃん。
『いや…そうゆうことじゃないじゃないですか』
彼女も内緒を貫いてるから一向に口を開いてはくれない。
岩「目黒とか?」
『言いません笑』
岩「じゃあ〜翔太?」
『だから、言いませんってば笑』
頑なに教えてくれないから
岩「え〜いいじゃん教えてくれたって」
と言うと
『私がもうちょっと皆さんと仲良くなれたな
って思った時に、その人にお伝えすることにします笑』
彼女はズルイ人だ。
だってそれ、俺が彼女の推しじゃなかったら
一生誰だったか分からないかもしれないじゃん。
その推しが俺だったらいいのにって気持ちを込めて
岩「じゃあその推しが俺だって前提で言うけど
俺のこと推しにしてくれたら
絶対に幸せにしてあげられる自信があるけどね」
きっと鈍感であろう彼女には
響かないことかもしれないけどね。
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作者名:なっちゃん | 作成日時:2021年7月23日 13時