漆黒の向こう側 (ページ26)

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深「俺は反対、絶対やらせない」

『え、』

康「ちょ、ふっかさんなんでなん!?」

渡「しかも絶対って」

宮「ふっか、説明して？」

横を見ると、隣に座ってるラウールが

ちょっとだけ悲しそうな顔をしてる。

きっと、やっと目黒と仕事ができるって

楽しみにしてたからだと思うけど…

深「じゃあみんなはいいわけ？
本調子でもないやつに、無理させて頑張らせても」

康「それは…」

深「分かるよ、やれる時でいいからちょっとずつって
俺もそれ自体がダメとは思わない。
リハビリにもなると思うし。
けど、それでもしめめの体調を悪化させたり
嫌な思いにさせることがあるんなら俺はできない」

……確かに。

元はと言えば仕事関係のことで

体調悪くしたのがきっかけだし

何かのきっかけでさらに悪くさせちゃうことだって

十分考えられる。

佐「…でもさ、やっばりめめの気持ちが一番じゃん？
俺らとしては、ふっかが言ったことがあるから
無理しなくていいと思うけどってことを伝えた上で
めめがやりたいって思ったらやる
今日は無理だって思ったらやらない
それくらいの判断はさせてあげてもいいんじゃない？」

深「プレッシャーに…ならないかな…」

ふっかが少し弱気になってる。

きっと…最年長としても責任も感じてるんだと思うけど…

『めめに…話してみる価値はあるよね？』

深「うん…俺も本人の気持ちが一番だと思うよ
俺らが何て言っても、やりたいかもしれないし」

岩「選択肢を渡すだけ渡してみるか」

ラ「そうだね…僕たちはめめが決めたことを
全力でサポートすればいいんだもんね！」

明日の夜にみんなでご飯食べる時に

目黒に聞いてみようってことになって

その日はみんな部屋へ戻っていった。

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