漆黒の向こう側 (ページ15)

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目「…分かんない」

『その花自体の意味とは別に
色や蕾の状態にもまた別の意味があってね？
俺のメンバーカラーの赤で言えば
赤いバラの花言葉は
"愛情" "美" "情熱" いろいろあるけど
赤いバラの蕾になると
"純粋と愛らしさ" "純粋な愛に染まる"
って意味に変わる。
でもそれが同じバラでも、目黒のメンバーカラーの
黒色のバラになると
"決して滅びることのない愛、永遠の愛"って意味になる』

目「…全然違うんだね」

『そうだね。
どんな色だろうと、どんな柄だろうと、蕾だろうと
花が咲いていようと
その姿によってちゃんと意味がある。
バラだけじゃないんだけど、特にバラには素敵な意味や
理由がたくさんあるところが
俺の好きなところの1つかな』

真面目な話をすると

その意味に似合うような人間になりたい

ってところもあるけど

まぁ、俺自身を常に高めていくために

バラって素敵だなって純粋に思ったのが始まりだけど。

目黒の思ってる答えと違ったらどうしよう

って思ったけど

目「…だてさんが綺麗にしてる花たちは
みんなすごく幸せだね…？」

目黒に少しでも気持ちが伝わってくれてるなら

『ありがとう、そう言ってもらえるとやり甲斐があるよ』

目「…ちょっとだけ、庭の散歩してもいい？」

『もちろん、どうぞごゆっくり』

目黒にとっても、リフレッシュできる空間にしたいな。

俺の気持ちを益々高めてくれる目黒には

『ふっか色のバラ、今日も綺麗に咲いてる…』

紫のバラの花言葉
「誇り」「気品」「尊敬」

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