かすかな記憶2【O】 ページ35
＊
O「相葉ちゃん？大丈夫か〜？」
声をかけても返事がない。
O「相葉ちゃん…？」
恐る恐る近づいてみると
O「相葉ちゃん！相葉ちゃん！」
片付けをしていたものが散乱した奥で
相葉ちゃんが倒れていた。
O「相葉ちゃん聞こえる!?」
耳元で必死に声をかける。
すると
A「いててて…っ、あ、リーダー」
O「よかった…どっか打ってないか？大丈夫か？」
A「うん、平気。
滑っちゃったみたい…」
O「そっかそっか、立てる？」
相葉ちゃんを抱き起こし立たせる
A「あ、あのね…？」
O「ん？どした？」
相葉ちゃんの口から
耳を疑う言葉が出てきた。
A「俺…澤部…さん？と、約束…してた…？」
O「え…っ？」
みんなが帰ってきて
相葉ちゃんが部屋へ戻ったあと
おいらは今日の出来事を話した。
S「にの、何か聞いてたか？」
翔くんが事故前に相葉ちゃんから何か聞いてないか
にのへ確認する。
N「何も聞いてません…ただ…」
MOS「ただ…？」
おいら達３人の声が重なると
ふふっと笑って話を続けた。
N「…マナブの出演者で打ち上げがあると
それは事故のかなり前から言ってました。
みんな仲良くて、飯行くのが楽しみだって。
澤部も、渡部さんも、スタッフさんも
みんないい人だからって…」
M「でもさ、なんでそんなの今更…？」
S「滑って転けて…記憶が戻ったってこと？」
N「考えられますね、それなら。」
でもそれって、もしかしたら記憶が戻ってきてるってこと…
O「嬉しいな」
S「さとしくん…？」
O「おいらは記憶が戻ってくれて嬉しい。
だってそうじゃん。
みんなそんな深刻な顔しないでよ。
あ、おいらが話したからか」
M「そうだよ、リーダーが深刻なトーンで話すからだろ？」
N「まったくです。別に悲しいわけじゃないです。
もちろんすごく嬉しいことですよ」
S「もしかしたら、それからもっと
思い出せることが増えるかもしれないし
それで何か大きなきっかけが見つかって
全部思い出せるかもしれないしね」
O「また５人で仕事ができる日が
近くなった気がするなぁ…」
でも、この時はまだ知らない。
相葉ちゃんの記憶が
まさかあんな形で戻ってしまうなんて
.
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ことはさん((ﾄﾞﾔｱWWW - 相葉ちゃんかわいい〜〜！！！！ (2014年7月22日 16時) (
レス) id: 90924d43c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん | 作成日時：2014年3月18日 0時
