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10 Sside ページ10
「ただいまー。」
少し高めの和の声。
「あ、今日カレー。」
鼻をひくつかせながらリビングに行った。
「お、おかえりー。どうだったんだ？引退試合は。」
今度はお酒に夢中な父さんが聞く。
「あー、負けちゃった。」
カピカピの固形石鹸で手を洗いながら答える。
「なんだ、やけに軽いな。悲しくないのか？」
顔色を赤らめたまま少し強く言う。
バカオヤジめ。
「悲しいに決まってんじゃん。」
ほら。
「父さん、和のポーカーフェイスは今に始まったことじゃないじゃん。」
「ねえ、翔ちゃん、雅紀は？」
「あー、えっと、……」
「なんか目痛めてるみたいよ？涙すごかったから大丈夫かしら？」
母さんまで余計なことを。
サァッと顔色を変えた和はリビングを抜け出し雅紀の部屋へ向かった。
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ゆうき(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます！雅紀くんも和くんも幸せになれるよう頑張りますね♪ (2016年2月17日 16時) (
レス) id: d4cef7eb97 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。続きが気になります。雅紀君大丈夫かな？気になります (2016年2月16日 23時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうき | 作成日時：2015年8月5日 17時
