私に幸せなんか無い～３～ (ページ32)

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智side～

Aが退院してから３日が経った。

少しだけど、ご飯も食べるようになって今のところ点滴はしていない。

…でも相変わらずAは喋ってくれないし、表情も暗い。

…そんな時、俺はやってしまった。

今日は会社で嫌な事ばっかりで少しイライラしていた。

でも、やっぱAの顔が見たくて急いで帰ってきた。

智「ただいま」

潤「お帰り～」

リビングに潤とAが居た。

智「A、大丈夫？」

「…うん」

智「今日はご飯食べた？」

「…」

智「聞いてる？」

「…」

普段ならイラつかない、イラついては絶対にいけないのにイライラしてしまった。

智「A！聞いてるの？」

少し大きな声を出してしまった。

「ﾋﾞｸｯ…」

潤「智兄…」

Aは驚いたのに、普通なら謝らなきゃいけないのに、今日の俺はどうかしてた。

潤の言葉も耳に入っていなかった。