ヨガ男子_Daiki.a (ページ36)

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有｢はいっ、｣

オレから携帯をぶんどった大ちゃんは

随分と緊張した様子で…初めて見る顔｡

A『夜分遅く大変失礼致します､ Aです。あの.. 先程何度かお電話いただいたのですが ... すぐに対応出来ず申し訳ございません！
何かありましたか、？？』

そして何故かスピーカーにしてる、笑笑

そもそも何を言おうとして電話したんだろうね

絶対何も考えないままだったでしょ｡笑

有｢ぇ､と .. あの、っその ... ｣

A『はい、』

どうしよう！

て顔でコッチ向いたけど、オレに分かるわけないでしょう！！？

A『 ... 有岡さん､､？』

わたわたしちゃってAちゃんも不審に思うだろうに…笑

有｢はっはい！.... えと､ Aちゃ.. あれ？｣

A『 .. はい？』

有｢ね､なんで？｣

何かに疑問を持ったらしい大ちゃんは、突然拗ねたような口調｡

え？なんか変なとこあったかな？

それはAちゃんも同じみたいで ..

A『 .. ぇと、...？』

上手く返せてない。

となると単なる大ちゃんのワガママか？

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有｢俺､名前で呼んでって言った！｣

伊｢！｣

そんな事お願いしてたの！？
知り合いかよ！友達かよ！彼氏かよ！

A『名前 .. あっ､ " だいきさん " ...？』

有｢ん。なんで忘れちゃうのっ､､｣

A『ぁ...や､忘れたわけじゃなくて！』

忘れてたんじゃないなら、... もしかして、、

伊｢ .. アイドルとしての大ちゃんと、お客さんとしての大ちゃんの事を考えて、じゃないかな？｣

有｢ .. そういう事なの？｣

A『え？』

そういう事なの？って…オレの声はAちゃんに聞こえてないもんね、笑

有｢お客さんだから？仕事だから名前で呼んでくれたの？｣

A『プライベートでは、まずいかと… 』

ホント、いいこ。

OA見てても思ったことだけどさ、優しいの塊だよねこの子。

くだらない茶番にも付き合ってくれるし、SNSの事も大変だろうけど何も言ってこないし～
オレが無理やり聞いた電話番号も最終的には教えてくれたし、大ちゃんが無理言って体験を定休日にってお願いした時に出勤してくれたのも、電話くれる時はいつも申し訳なさそうにしてくれるし？

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有｢んん､ ...

じゃAちゃんは､プライベートでは大貴って呼び捨てして｣

... はっ！？

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