ずっと近くで...3 ページ39
雅紀side
「はぁ...」
そっとため息を吐きながら
パタンとゲームを閉じてソファーへと身を投げ出した君
「どしたのにのちゃん?
ラスボスが難しいの?」
あまりため息をはかない君の小さなSOS
俺の話を聞いてっていうサイン
「べつに...そういうわけじゃないですけど...」
預けた体をソファーから起こして
じーっと俺を見つめる瞳は
不安そうにゆらゆらと揺れていた
口ではそうやって言ってるけど
根は素直なやつだからね...
「俺には仲良さそうに見えたけど...」
「...っなに..が?」
ほら...
「大ちゃんでしょ?
お悩みの種は...」
「.....っ!!?」
核心に触れればいつものポーカーフェイスも崩れちゃう
「ケンカでもしたの...?」
「別に...最近2人で会ってないからケンカもなにも...」
ねぇ大ちゃん....
俺ずっと見てきたの...
「2人で会ってない?なんで？
2人とも昨日休みだったじゃん」
「.....っさぁ?
もう俺に飽きたんじゃない?」
こいつをずっと...
あんたよりも先に見続けてたんだよ...
「ほらあの人気分屋じゃん..?
それに俺素直じゃないし可愛くもないし
最近お腹にもお肉ついてきちゃったし...
だから...
俺なんかより可愛い女の子のが良くなったんじゃない？」
ねぇ知ってた?
コイツが今でも笑顔のしたに不安や苦しみを隠してたの...
「何？
大ちゃんがそう言ったの？」
「...っ言ってないけど
さっき...スタッフさんが昨日
大野さんが女性とレストランに入るとこ見たって言ってたから...」
それでもあなたに嫌われないように
あなたの前では必死に笑顔でいたこと...
「別に気にしてないよ!?
俺なんかより女の子の方がいいに決まってるし!!」
「わかった...わかったから...
俺の前では無理して笑うなよ...」
あなたの迷惑にならないように
「.....っ」
「苦しかったら苦しいって言っていいから...
悲しかったら泣いていいから...」
あなたの足でまといにならないように
必死で涙をこらえていたこと...
「ふっ..ぇ.....まぁ...くん....っ！」
「大丈夫...
俺ちゃんといるから...
ニノのそばにずっといるから...」
あんたはどうせ何も知らねぇんだろ...？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美柑(プロフ) - ぱぁさん» ぱぁさん、おひさしぶりです!!その節はリクエストなどたくさんしていただきありがとうございました(^^♪ 引き続き私の作品を読んでくださっているなんて感謝カンゲキです(o^^o) これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2015年8月27日 22時) (
レス) id: 83e19e757d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - お久しぶりです！旧「亜恋」です！お元気でしたでしょうか？更新、嬉しいです^^これからも楽しみにしてますね！ (2015年8月25日 10時) (レス) id: 5ef6fcc5c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美柑 | 作成日時：2014年11月30日 0時
