聖なる夜に 4 ページ14
雅紀side
“あのさ...今度の水曜日...空いてる...?”
翔ちゃんにそう聞かれて
あぁ..誕生日祝ってくれるのかなって思った
翔ちゃんは優しいから...
そういうイベント大切にするって言ってたから...
でもだからこそ...
“ごめん..その日予定入ってて..”
素直に頷けなかったんだ...
翔ちゃんの綺麗な目の下にある濃いクマを見たから..
横になったらすぐに寝ちゃう疲れきった寝顔を知ってるから..
俺のせいで翔ちゃんに負担がかかっちゃうのが嫌だったんだよ..
「翔さんだって大人だよ...
自分の体の管理ぐらい自分でできます」
「そんなの..わかってるけど...っ」
それでもやっぱり
無理させたくないって思っちゃうじゃん...
だって俺が我慢して翔ちゃんが楽になるなら
そっちのほうがいいに決まってるもん..
なのに...
「....っ..ニノの..ばぁかっ」
ニノちゃんがそんなこと言うから...
頑張って我慢してた気持ちが封を切ったように溢れちゃって
どうやっても止まらない
会いたい...
会いたいよ...
迷惑かけるってわかってる..
それでも
「...会い..たい..っ」
“雅紀っ!!”
おっきな目を思いっきり細めて
あの優しい声で俺を呼んで欲しい...
“お前馬鹿だなっww”
口を思いっきり開けて
本当に面白そうに笑うあの笑顔が見たい...
“好きだよ..”
少し顔を赤らめながら微笑んでくれる翔ちゃんに
そう言って抱きしめてもらいたい...
「っ...しょ..ちゃん...」
さみしいよ...
会いたいよ...
「...しょーちゃん..っ」
あなたが好きすぎて辛いよ...
「まーくん...」
「...っ..ん?」
「俺から...誕生日プレゼントあげる」
滅多にないニノからの“まーくん”呼びに驚きながら返事をすれば
いつものいたずらっ子な笑みとは違う
本当に嬉しそうに笑ったニノちゃんの目があった
「誕生日...プレゼント...?」
「そう....あと2時間で誕生日終わっちゃうけど...
きっと...まーくんが一番喜ぶと思うから...」
ニノがそう言った瞬間
「雅紀っ!!!」
大きな音と共に
今一番会いたい人の声が聞こえた
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美柑(プロフ) - ぱぁさん» ぱぁさん、おひさしぶりです!!その節はリクエストなどたくさんしていただきありがとうございました(^^♪ 引き続き私の作品を読んでくださっているなんて感謝カンゲキです(o^^o) これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2015年8月27日 22時) (
レス) id: 83e19e757d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - お久しぶりです！旧「亜恋」です！お元気でしたでしょうか？更新、嬉しいです^^これからも楽しみにしてますね！ (2015年8月25日 10時) (レス) id: 5ef6fcc5c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美柑 | 作成日時：2014年11月30日 0時
