・ ページ15
雅side
「ねーねー、ニノ見た？」
「ん？二宮か？知らねーな」
俺のシンメでもある大事な相棒くんが、最近気づくとよくいなくなる。
自販機に飲み物買いにでも行ってるのかと思ったけど違うみたい。
スタジオ行くのもレッスン中も帰りもずっと一緒にいるような仲なのに
他に仲良い友達でもできたのかな…
人見知りが激しい俺はニノの他に親友と呼べるような仲間はいなくてちょっと嫉妬する。
あの時助けてくれなかったらニノとも話せてなかっただろうけど、今となってはニノとしか喋らないくらいで。
俺はそれでも満足してるけどね…
子どもっぽいって思われるかな…
でも仕方ないじゃんね？大切な親友なんだし。
どこかへ行ってしまった相棒くんを探すためにあたりをキョロキョロと見渡してみる。
そうしているとレッスンが再開してしまったので仕方なく後ろの方で静かに参加していた。
「あ、ニノ」
少し申し訳なさそうな顔をして帰ってきた相棒。
なんか…前髪濡れてる？
「どしたの」
「ん？いやなんもない。ちょっとトイレ行ってた」
「ふーん、そう。あ、Bメロの振りちょっと変わったって」
「え、まじ？やば…まーくん教えてよ」
俺たちはたくさんのジュニアがいる中のただの仲良いシンメな訳で。
少しでも目立とうとダンスを必死に練習するヤツだったり、少しでも早く先輩のバックにつけるようにって媚び売るヤツだったり
そんなのがたくさんいる中で俺らは2人でこの場にいられることをただ楽しんでいた。
そう、ただ、目立ちすぎず、目立たなすぎず
楽しく参加できていればそれでよかったのに
いつから歯車は壊れかけていたんだろう
それに気づくことができずに
いつから止まってしまっていたんだろう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 307人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Kai(プロフ) - とまとまとさん» 返信が大変遅くなりすみません！汗 バラエティ力高くて演技力も歌唱力も全部高くて...こんな人いないと思ってます笑 ドラマも始まったのでまたメディアに出る機会が増えて嬉しいですね!!またこちらにも遊びにいらしてください♡ (2022年4月23日 20時) (
レス) id: be2d88f101 (このIDを非表示/違反報告)
とまとまと(プロフ) - いつも楽しく読んでます。仕事早いですね‼︎さすがです‼︎私もニノの腰心配してました。疲れてそうだったし…クイズも2位でバラエティ力も高いニノ最高でしたね‼︎ (2022年3月27日 20時) (レス) @page5 id: 33d0adc3e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Kai | 作成日時：2022年3月27日 18時
