▼ 恋のハジマリ 大宮 ▼ ページ5
▼Nside▼
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「ニノ！」
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楽屋で寛いでいると、バンッという音とともに、
関ジャニ∞の…ヨコとヒナが楽屋に飛び込んできた。
パチパチと目を閉じ開きして、二人をまた見る。
なんで…いんの…(笑)
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「遊びに来たでー」
「ニノ元気やったー？」
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うん…、と答えると二人は僕を挟むように左右に座った。
僕は困惑しながらも、さっきまでやっていたDSを閉じて鞄にしまった。
ふー…、とため息をするとヒナが俺の顔を覗いた。
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「ニノ、やっぱ元気ないやんっ」
「は？」
「俺らが元気にしてやるでっ！」
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そう言うと、なぜかソファに押し倒され俺の上に乗ってきたヒナ。
…え、何この状況…。
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「これから”くすぐりの刑”をしますー」
「いぇーい」
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は…？
”くすぐりの刑”って……ま、まさか…
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…コショ…っ
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「わっ…」
「コショコショ―♪」
「ちょっ、やめ…ん、わぁっ…あ、あぁ」
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くすぐられて体を捩るが、なかなか放してくれない。
しかもヨコまでこのくすぐりの刑に参戦している。
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「あ、やぁ…っ」
「コショコショー♪」
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ちょ、待っ――…
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……ガチャ…
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「おはよ…って、おっ、お、お前らぁぁあああーっ！」
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ドアの方に顔を向けると、そこには顔を赤くして立っている大野さん。
…て、え？？？
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「お、のさ…？」
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ズンズンと僕たちの方へ向かったと思うと…
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「ニノ、立って！」
「は、はぃ…」
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なぜか立たされ…後ろから、大野さんに抱かれているという状況に。
あ、あれ…？
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「いいか、お前ら！」
「！」
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大野さんが、大きな声を出してヨコたちに言い放つ。
そんな姿が僕の真後ろいると思うと、ちょっと見たくなって悔しく思う。
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「ニノに触るなっ！」
「…は？」
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は？…と言ったのはもちろん僕である。
ヨコたちは、はい！と良い返事をしてそそくさと出て行ってしまった。
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「ニノさー…」
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まだ、僕を抱きしめている大野さん。
大野さんの息が、耳にかかってくすぐったい。
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「可愛いのはいいけど、可愛すぎんのはダメね？」
「は？」
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――…謎の多い大野さんだけど、
この僕の腰にまわしている大野さんの手のぬくもりは僕に対する”優しさ”というのは。
謎じゃなくて真実だと思いたいこの瞬間、僕の心の奥で甘い音がした――…
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▼end▼
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亜莉沙 - ちょー面白い！！心がふわふわぽかぽかする感じが大好きです(*´ω｀*)1話だけでもすごくまとまってて、読みやすくて本当に、本当にサイコーです！！言葉で表せないぐらい(´ω`)これからも更新頑張って下さい(^^♪ (2012年11月19日 22時) (
レス) id: f29802d8b2 (このIDを非表示/違反報告)
秋田ちゃん - 初コメです！なんか、ほわほわしたすごく可愛い雰囲気の小説ですね。すごく大好きです♪嵐全員出てたやつ、ものすごく癒されました〜！あんなこと、実際起こってたら萌え萌えですよねｗこれからもがんばってください！ (2012年11月19日 21時) (レス) id: 1e8bf7458e (このIDを非表示/違反報告)
悪夢ちゃん - 朱葉さん» はじめまして、コメありがとうございますっ！ 朱葉様の、お言葉に…私が、癒されましたっ///そんな素敵な、お言葉を私がもらっても良いのでしょうか…///朱葉様の、お言葉を胸に、これからも頑張っていきますので♪応援、よろしくおねがしいますっ♪ (2012年11月18日 10時) (レス) id: caf1c29771 (このIDを非表示/違反報告)
朱葉(プロフ) - 初めまして♪どのお話も温かでかわいくて、すごーく癒されましたぁ！ひとつひとつのお話が、びんの中に詰まったｷﾗｷﾗのﾋﾞｰ玉、みたいなそんなｲﾒｰｼﾞで大好きです。これからも楽しみに待ってますね！ (2012年11月18日 2時) (レス) id: e4c7068c73 (このIDを非表示/違反報告)
悪夢ちゃん - 実愛さん» はじめまして、コメントありがとうございますっ！ わぁ、そんな褒めていただけるなんて…（照/// 実愛様、ありがとうございますっ♪ これからもがんばりますので、応援よろしくお願いします！ (2012年11月13日 17時) (レス) id: caf1c29771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪夢ちゃん | 作成日時：2012年11月4日 22時
