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『…っ、待って?待って?記憶が戻らないと、その内ジミンがおかしなことになるってんなら戻した方が良いとは、私も思うよ?でも?他の方法が?あると思うんですけど?』
慌ててナムジュンを止めようとする私に、肩に手を置いてただけだったテヒョンが肩組んできて立ち上がれない。
それに気を取られてたら、
NJ「セジンヒョンいいですよね?」
SJ「上には俺が適当に、いつものふざけてるやつだから気にしないようにって伝えとくから、まあほどほどに頼む」
て、なんか話が決まって…決まった?
今、おかしなことが決まったよね?
『ちょっセジンさん!?』
冷静なはずのセジンさんが、どうしてそんなって悲鳴をあげたところに、何も知らない全部忘れたジミンがやってきたから、私はもう黙るしかなかった。
ジミンは全員揃ってることに飛び上がって驚いた後、
JM「えっ、俺遅刻した?ご、ごめんなさい?」
って無実の罪を謝ったから、みんな一瞬顔を見合わせた後にニヤっと笑って…
YG「おせーよ」
SJ「時間間違えるとかありえない」
JK「今後ご飯奢ってください」
NJ「まあまあ、ジミナにも事情があったんだよ。長いトイレとか」
ってからかい始めた。
みんなどんな時でもジミンをいじれるチャンスがあれば逃さないから、私はそれをそよ風受ける顔でぼんやり眺めて。
…眺めてたら、私の肩組んで密着してる人間が、私の腰に手をスライドさせてきて、
TH「マネヌナぁ、最近寝不足?目の下クマがすごいけど」
さりげない感じで、私の目の下するっと撫でてきた。
えっ?もう始まってんの?
びっくりしすぎて固まった私に、テヒョンはニヤァってすごく嫌な笑い方を一瞬だけ見せた後、アミにするようなとろっとろに甘いアイドル顔を至近距離まで寄せてきて。
TH「もうそろそろいい歳なんだから、肌ケア真面目にしたほうが良いよ」
うるさい馬鹿。
あなたソレ口説いてるつもりなの?
端から私を下げてますけど大丈夫?
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作者名:フネ55 | 作成日時:2024年1月18日 22時