◆ ページ46
そんなわけで。
会社に帰ってからの私は、とりあえずセジンさんに良い報告ができたんだけど。
S「敏腕すぎて言葉がないよ」
結果出してこいって言った人が、呆れた顔するのってありなの？
まあ、大変ご迷惑をお掛けしまくった自覚はあるので、日本のお土産は大きなものをお渡ししましたけどさ。
日本のツアーは2週間のち一旦帰国で、帰ってきたメンバーと私はまたオファー関係の打ち合わせやら調整やらですぐに顔を合わせて。
皆ジミンから話聞いてる顔してて、口々に
YG「最初からわかってたけどね」
SJ「ジミナは元に戻ってないじゃん！意外な展開」
JK「ヌナヒョンまじ心広い」
TH「ジミナだけほんとずるい」
HS「ジミナからすげー腹パンもらった写真見た？既読スルーは酷くない？」
などなど。
異口同音のおめでとうをいただいた。
それで指輪なんだけど。
これは私がものすごく気に入ったので、今も右手の薬指にしっかり納まってる。
ホソクの気持ちが入ってるからっていうより、内側の誕生石があんまりきれいで。
あと、ここに七人みんないるって思ったら。
ずっと持っていたいじゃない？
ジミンにもそれはちゃんと伝えて、めちゃくちゃ不承不承の不満の最高潮の顔されたけど、
『右指一本くらいだめ？他は全部ジミンのものでしょ？』
って言ったら、
JM「…っ、ハナ！だからほんとに…！交渉上手すぎない？それ言われたら俺許すしかないじゃんか！」
って怒られたけど、許してもらった。
…とは言え、付けてるの見かけると良い顔しないのは確かなので、ジミンと会う日は外して、ホソクがくれたネックレスに通してて。
JM「それもホントはやめてほしいんですけどぉ…素肌に触れるじゃん…えっちじゃん…」
見るたびに何かしらブツブツ言うけど、聞こえないふりしてる。
NＪ「あ、それホビの？あいつようやく渡せたんだ？」
今日はジミンとホソクは別件で出社が遅くなるので、大手を振って指輪しながら打ち合わせしてたら、ナムジュンがそう言ってきた。
『ん？このリングのこと知ってるの？』
NＪ「知ってるも何も、内側に誕生石ついてるやつだよね？俺買いに行った時隣にいたし。あと、ずーっとホビがチェーン通して首に掛けてたの知らないの？」
し
ら
ない！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 663人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フネ55
| 作成日時：2024年1月18日 22時
