検索窓
今日:29 hit、昨日:82 hit、合計:106,010 hit

ページ33

カトクでソクジンと品のない悪口の応酬しまくってたら、いつの間にか機内の人になってた。

ここからはもう秘匿性の高い空間だから、遠慮なくテヒョンが寄ってきて、私の隣にお尻を置いて

TH「褒めて」

ってふんぞり返った尊大な顔と態度で言うから、私は私ができうる限りの慈母と感謝の微笑みで

『私が買えるもので良ければ何か一つプレゼントしましょう』

って厳かに告げたら、



TH「非売品は貰えないの?」



って私の顔まじまじ見てきた。



だから、その顔やめて?

自分が肉食獣の餌的な生き物何じゃないかって、誤解しそうだから本当に。



『非売品って…私の微弱な力では、商品じゃないものは手に入らなくて差し上げられないんだよね〜』

内心冷や汗かきながらあしらってたら、後ろから


JK「ヌナヒョン、足生えてたんだ?」


ってジョングクが背もたれから顔だしてきた。

『私今まで何で歩いてたと思ってたの?』

JK「ごめん、間違えた…ヌナヒョン、スカート持ってたんだ?」

『足と何とどう間違えたのか説明して?』

JK「そもそも持ってない説すら浮上してたのと、女性らしい足が生えてない可能性があったという意味ですね」

『女性らしい足』

JK「色っぽい足生えてんじゃん。なんで普段隠してんの?」

じろじろ遠慮なく、組んでた足見るからそっと戻して、もらっておいた膝掛けをそっと掛けた。

ジョングクは無言の不満で私に目を剥いたけど、私も同じくらいの圧で目を剥いて返したら、フンって鼻鳴らして自分の席に戻って行った。



足見にきたのかあいつ。



TH「足見に来たんだな、グク」

シンクロした言葉が低音で聞こえて、堪えきれずに笑う。

『…ありがとうテヒョン。私何回お礼言ったらいいかわからないよ』

TH「気にしないで。言葉より行動か体で今度返して」

『…アプローチがどんどん直接的でストレスなんですけど』

両手で体を庇いながら怖いって訴えたら、こっちもフンって鼻鳴らして自分の席に戻って行くとか。

表情の憎々しげな感じとか冷たい目とか、二人で同じ顔すんの何なの?



兄弟での時間差シンクロ、腹立つしかないわ。

◆→←◆



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (267 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
663人がお気に入り
設定タグ:bts , 防弾少年団 , ジミン   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フネ55 | 作成日時:2024年1月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。