忘れな草と高嶺の花【JM】 (ページ4)

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◆ ページ4

NJ「なんで、ジミンがマネヌナ忘れるなんて…おかしなことになってるんですか？」

会社に戻る車の中で、ほぼ尋問に近い取り調べをナムジュンから受けた。

全部の感情表に出さない時のナムジュンはほんと怖い。

主に、顔が。

でも敵意は感じなくて、ただ状況を把握するために個人的な感情消してんだろうなってわかるくらいには、付き合い長いから。

NJ「答えにくい？じゃあ言い方変えましょうか」

私が黙り込んでたら、ナンジュンがため息吐いて遠慮と尊重をぶん投げた。

NJ「いったいどうしたらジミンをこんなに深く傷付けられるんです？側で見てて呆れるくらい仲良し馬鹿ップルだったのに？」

…ソクジンより歳上の私の耳に突き刺さる、仲良し馬鹿ップルの言葉の意味よね。

まあ、メンバーの前では人目を気にすることはあんましなかったかな。

問い詰められても貝のように黙りこくってる私に、ナムジュンは急かすわけでもなくじっと待ってる。

根比べはいつも私が負けてるんだって、わかってるけどあがきたい。

SJ「A、もうお前たちだけの問題じゃないから。さっさと吐けよ」

バックミラー越しに、若干強制力感じる声でセジンさんに言われたらもう、観念するしか。

『ジミンに、結婚しようって言われたので』

『お断りしました』

ミラー越しのセジンさんが細い目を最大限見開いての、私が見た中でも1、2を争う最大級の驚いた顔。

ナムジュンは息を飲んで、落っことしてた感情思い出したみたいに混乱と動揺とがいっぺんに来たみたいな顔。

『掻い摘んで話します』

私はいったい、どんな顔してんだろ？