◆ ページ21
『ほっといて。骨太は遺伝なの。私の努力で骨が細くなるとでも？ディスるつもりなら先祖の墓に言ってきて。そんで末代まで呪われると良いわ」
HS「ごめんなさい」
NJ「Oh...So Sorry...」
『ナムジュンまで謝るのなに？あなたも心の中で骨太だなぁって思ってた？』
黙ってにっこり微笑むエクボが、ほんとにほんとに憎たらしい。
『あなたくらい「笑って場を濁す」が得意な人他に知らない』
NJ「褒めてくれてありがとう、ヌナ」
褒めてないわ。
JK「ね〜、ヒョンたちそろそろ手汗でヌナヒョンの手が溶けると思うよ？てか撮影ホビヒョンの番なんだからさっさと行ったら？」
HS「ヒョンに向かってさっさと？」
怖い顔でぎろっと睨んだホソクに、ジョングクが「ひー」って声に出さずに顔中で表現して、ペンギンみたいな変な動きで逃げてくの、ホソクが走って蹴りに行って。
いつも通りのドタバタしたのどかな光景に、私一人…変なため息出ちゃうの、なんでだろ。
テヒョンとソクジンとユンギとジョングクに一気に告白されてから、そう何日も経ってない。
でも私と彼らの距離感は、私が数日胃が痛くなるくらい心配したのはなんだったのかってくらい、いつもと同じで拍子抜けしてる。
私は初耳なことだったけど、彼らにとっては私への気持ちは日常みたいで、私にそれがバレたからって何ら変わることないって感じ？
ただジミンが記憶が戻るまでは、この「みんなで口説く」てやつを続けるつもりなのか、アプローチは手を変え品を変え。
今日はクサズでサンドイッチされたなぁ…
NJ「何？思い出し笑い？仲間に入れてよヌナ」
『あー、いや人に言えるようなことじゃないから、入ってこないで。一人でいいの』
ホソクの撮影眺めながら、次に控えたナムジュンはまだ私の右手を繋いで座ってる。
ジョングクはホソクの鉄拳掻い潜ったあと、ケータリングを食べるのに忙しい。
ソクジンとユンギは最初に終わらせたからもう居なくて、テヒョンは一番最後だからまだ来てない。
ジミンは…って姿を探したら、私の顎を指で捕まえたナムジュンに強制的に視線を合わせられた。
NJ「ジミナはヌナを意識しまくってて、ヌナはジミナを目で常に探してるね」
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作者名：フネ55
| 作成日時：2024年1月18日 22時
