二十一頁(太陽side) ページ23
太陽)「…A」
ボクのすぐ近くに…触れんばかりの距離にキミがいて…。
不安げにボクを見上げている。
あ)「…そうなんでしょ？…私に言い…たくなかっ…たのは、私のこ…となんか…」
そういってるAの目には、すでに溢れんばかりの涙が浮かんでいた。
太陽)「違う…ボクは、ただ…」
そう言いかけて、ボクは、言葉を飲み込む。
ボクはただ、キミに心配をかけるのが嫌で…。
ボクに、普通に接して欲しくて…。
笑顔のキミを失いたくなかっただけ…。
あ)「…私…、病院の前で…聞いたのよ…」
“太陽が…薬がないとサッカーができないような病気だって…”すでに、頬に涙が伝う。
太陽)「…それは…」
そんなAにかける言葉がなかなか見つからなくて…。
あ)「…ずっと…心配…してたのよ」
その言葉で、キミは怒っていたわけじゃないってことがわかって…。
本気で、心配してくれるのがわかって…。
体から伝わってくるキミの肩の震えが、ボクの心にまで伝わってきて…。
あ)「…うぐっ…」
太陽)「……」
ボクは、ただAの頬を伝う涙を拭うことしかできなくて…。
あ)「…太陽が…いなく…なるなんて…私…嫌よ」
キミが不安だったっていうのがヒシヒシと伝わってきて…。
太陽)「…A」
ボクはキミの名前を呼ぶだけ…。
あ)「…命を縮めるような…サッカーなんて、な…んで…やってるのよ」
太陽)「…それは…」
サッカーが好きだから。
サッカーがボクとキミを出会わせてくれたから。
それに…。
太陽)「……」
ボクがゴールを決めたときに…。
キミが、嬉しそうに笑うのを見るのが好きだから…。
なのに、そんなキミが
あ)「もう…サッカーなんて…やめよう…よ」
なんていうから…。
太陽)「え？」
ボクはAの涙を拭う手をやめてしまった。
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革ベルト
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うちわ(プロフ) - 美希さん» いやいや、天才だなてて…！感動したとかとても嬉しいです！はい、ありがとうございます！またどこかでお見かけしたら是非お声をおかけください！ (2014年12月24日 21時) (
レス) id: 9546e088aa (このIDを非表示/違反報告)
美希 - 天才過ぎてヤバいです！感動しちゃいました！(`・∀・´) これからも頑張ってください (2014年12月24日 11時) (レス) id: 6419f5b4ad (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - はるとさん» そういってもらえて嬉しいです(*´∇｀*)いやいや、天才だなんて…。うちわはただの紙うちわですよ(笑)ありがとうございます！がんばります(^∇^) (2014年7月29日 20時) (レス) id: 9546e088aa (このIDを非表示/違反報告)
はると(プロフ) - めっちゃ感動しました!!天才だと思います。これからも応援してるので頑張ってください!! (2014年7月29日 16時) (レス) id: 24cc52e277 (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 南雲£氷麗さん» 確かに！！あそこは泣ける！ (2014年3月28日 23時) (レス) id: b2462899bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うちわ
| 作成日時：2012年8月16日 10時
