登校2日目・更衣室 ページ1
3人で1年生フロアの更衣室に向かい、ジャージから制服へと着替える。
「2人とも放課後なにか予定あるの？」
3人とも更衣室から出たところで質問してみる。
せっかく仲良くなれたんだ。
放課後に友人と遊んだり帰ったりするのに憧れる僕は、サラッと2人に放課後の予定を聞いてみた。
「僕は写真部と軟式テニス部の掛け持ちやからなぁ〜…放課後は部活あるねん。」
そっか、部活があるのか。
残念。
「僕は部活に入ってないので特に予定は…」
ラウールくんは帰宅部なのね。
「じゃあ目黒くんにも予定聞いてみて、放課後ちょっと遊ばない？」
ラウール君に提案してみる。
「えぇ〜ずるいやん〜！僕も行きたい〜！」
ぷくーっとふくれっ面をするこーじくん。
「だって、こーじくん部活あるんでしょ？」
そんな彼の頭をヨシヨシと撫でると、少し機嫌が治ったのか笑顔になる。
いや、単純すぎでしょ！
犬かな？
いや、犬系男子だな！
「目黒くんはサッカー部なので放課後は忙しいみたいです…」
いつの間にか目黒くんに連絡していたのか、ラウールくんが教えてくれた。
そっかー、残念。
「ならラウールくん！2人でデートしよっか！」
そう言ってラウールくんに微笑むと、少し顔を赤くしながらも頷いてくれた。
「何2人の世界入っとんねん！」
なんて、つっこむこーじくん。
ごめんごめんと笑いながら2人で謝った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩おにぎり | 作成日時：2023年4月16日 16時
