３９ ページ50
数日後 土御門島 総覇陰陽連本庁舎泰月楼
「以上から石鏡悠斗の行動パターンをまとめますと、下位ランク陰陽師の場合はこちらから仕掛けようとしても逃げるばかりですが、小隊に上位陰陽師が居た場合立ち所に接触を図ってきます。石鏡悠斗との戦闘で生き残った者は一人もいません」
報告が淡々と行われる。
「部隊編成の確認をしましょう」
ずらずら言われるのを聞き流し、私は資料だけ持って言い放った。
「仕事あるので帰りま〜す」
途中で勘久郎と守銭奴にあった。
「お、Aと虎坊」
「お久しぶりです勘久郎様、憲剛様」
「そういや討伐作戦に御門院の宗家はお前だけだったよな、部隊に居る奴」
それについて言いたいことは山ほどある。
「あんな愚妹、禍野にいっても無駄死ににするだけだよ、彼奴は呪力だけは上位家系らしく立派でさ。石鏡悠斗は上位陰陽師にしか興味を示さないらしいしアイツはいい的だね」
「相変わらず散々なことで」
守銭奴は軽く笑った。
「んで？まだ沙雪さん殺したこと憎んでやがるのか？」
「憲剛様…開けた場所でその話は…」
「ああ、すまねえな…じゃあな」
「嗚呼…うん」
そして車に乗り込み、次の目的地に向かう。
景虎が片手にi○adを操作しながら淡々とスケジュールを述べていく。
「本日はの残りの業務は軽いデスクワークなので大幅なずれはないかと…あと午後五時発の便で本土に向かい、会計の執行報告書の提出と通商権についての会議が御座います。船や飛行機の便も考えて半日は自由にできるかと…」
夕方に出て真夜中に着く。んでホテルに泊まって朝から会議と書類提出。そしてまた一泊泊まって朝出発で帰る。
「今回はまったりできそうだな…」
すると景虎の操作する手が止まった。
「…何言ってるんですか？その報告書、未だできてませんよ？」
「…ゑ？」
絶対景虎がやってくれてると思ってたのに…御前試合で仕事すっぽかしてたの私だけじゃないんだね？
それから私は乗り物酔いをしないことをいいことに船、飛行機と移動時間はずっと報告書を書かされた。
そして珍しい本土での自由時間。星火寮を訪ねた。
清弦に色々話を聞くと、紅緒が婆娑羅の呪力を纏って何処かへ行ってしまったようだ。大体のシナリオは知っているので京都に行ったのだと安易に予想がつくが清弦たちには言っていない。
そんなこんな。色々世間話をして本土を後にした。
＿＿＿＿＿＿＿＿
次回より続編に行かせていただきます！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅蘭(プロフ) - (´･ω･｀)さん» あ…すいません、矛盾してましたね。修正しておきますね！ご指摘ありがとうございます！ (2017年11月9日 7時) (
レス) id: 4b1174ad60 (このIDを非表示/違反報告)
(´･ω･｀) - ？？？ 道満と葛の葉の激突した時、夢主は島に居ましたよね。なんで「私が本土に行った時に葛の葉と衝突した」とか言ってるんでしょう？ そもそも有馬が当時本土にいて目撃してるから説明する意味も無いですし… (2017年11月8日 22時) (レス) id: a39dd38ad9 (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来 - あああああ!ありがと―！！！ (2017年10月14日 19時) (レス) id: fb640e5878 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 白百合未来さん» 了解です！ (2017年10月10日 20時) (レス) id: 559a494363 (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来(プロフ) - 後から何回かさせてもらうかもですがハロウィンで！十二天将と夢主ちゃんの！ (2017年10月10日 17時) (レス) id: c7f9f2e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅蘭 | 作成日時：2017年7月24日 20時
