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「ずっと思ってたぜ!?御前試合なんざやる意味ねぇってな!島で一番強い奴なんてわかり切ってんだからよっっ!十二天将!?偉そうに括ってんじゃねえぞ!!”俺”か”俺以下の雑魚”それだけだろうが!!」

「口が過ぎますぞっ天馬殿ぉぉ!!」

こんなあからさまに言ってしまう天馬様を僕は初めて見た。

そう思った刹那、僕が治癒を施していた士門様が起き出した

「どくんだろくろ」

「士門!」

「士門様!駄目です!一刻も早く治療を!」


「皆もさがって…下……さい!これ…は俺の試合…です!」

反則があった時点で本来試合は終わりのはずなのに…有馬様もA様も何を考えていらっしゃるのか…

「無茶を言うな士門っ!」

「見ての通りっ…俺はまだ戦える…さあっ続きを始めるぞっ!」

そうだ、きっとアドレナリンドパドパ状態で痛みもまだましなのだろうが痛いことは確か、このままだと取り敢えず塞いだ傷口も開いて血液不足になる…。一方天馬様は憂うような目で士門様を見つめている。

「そこまでっっ!!!」

やっと声が聞こえて試合が終わる。

「全員武器を収めたまえっ再開する必要はない、試合は鸕宮天馬の反則負けッ…よって第10試合勝者斑鳩士門っっ!!」

やっとの終了の合図に思わず倒れる士門様。

「士門様っ!運びますね…すぐ治療を施しますので…」

そう言って僕は士門様を医務室に運ぶため茜が持ってきた担架に士門様を乗せる。横では繭良様と恵治様が必死の形相で士門様の名を呼んでいる。

「鸕宮天馬の処遇については厳罰を以て対処するッ!以上っ…此度の御前試合はッこれにて閉幕!!」

そんな声が背後から聞こえる中、僕は武舞台を後にした。

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紅蘭(プロフ) - (´・ω・`)さん» あ…すいません、矛盾してましたね。修正しておきますね!ご指摘ありがとうございます! (2017年11月9日 7時) (レス) id: 4b1174ad60 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - ??? 道満と葛の葉の激突した時、夢主は島に居ましたよね。なんで「私が本土に行った時に葛の葉と衝突した」とか言ってるんでしょう? そもそも有馬が当時本土にいて目撃してるから説明する意味も無いですし… (2017年11月8日 22時) (レス) id: a39dd38ad9 (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来 - あああああ!ありがと―!!! (2017年10月14日 19時) (レス) id: fb640e5878 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 白百合未来さん» 了解です! (2017年10月10日 20時) (レス) id: 559a494363 (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来(プロフ) - 後から何回かさせてもらうかもですがハロウィンで!十二天将と夢主ちゃんの! (2017年10月10日 17時) (レス) id: c7f9f2e6e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅蘭 | 作成日時:2017年7月24日 20時

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