２７ ページ30
「とにかく、私らがどうこういう筋合いはないよ。行くよ、景虎」
「はい」
そういって私達は家に戻り何事もなく一日を終えた。
それから数日後 総覇陰陽連本部にて
「A様ッ！御前試合の組み合わせ表が仮決定しました！今日中に承認をとのことです」
そういって私の部屋に駆けてきたのは蘭丸だ
「うん、有難う」
そう言って誰かの直筆の組み合わせ表をじっと見つめる
「あ、そうだ！本決定の折には是非この字を書いていただきたいと老中の方々が言っておられます」
え、書くの。
「…判った」
あれ、ろくろ出るんだ。でも勘九郎となんて有馬なりの意地悪なんだろうな。士門は天馬とだし。繭良はすばるか…へえ、今年は面白そうだな。今までずっとその時仕事が重なったからな、今回は行こうかな
「蘭丸、御前試合の日にある予定は全てキャンセルして。」
「じゃあ今回はちゃんと見れるんですね！」
「蘭丸もつまらない貿易の話をたらたら聞いているよりこっちの方がいいでしょう？」
すると蘭丸は目を輝かせて言う
「はいっ！じゃあ録画しておきますね！今後の資料になるので」
「それをDVDに焼いて売ればバカ売れ必至だろうね」
蘭丸はなんやらDVDの件について現実的に考えているようでブツブツとしゃべりだした。画質がどうだとか、それなりに良い値でかつ利益があり…とか。
「憲剛にでも持ちかけてみるかな」
「そうですね！では今日か明日にでも早速…」
と言って手帳に書きだしていた
私はその間他の組み合わせを見て印を探す
「あれ、鍵何処だろう」
ごそごそ書類の間をみてみると見事に挟まっていた
「あったあった」
そして鍵を開け、印を取り出す。そして印に付いている埃をふき取り、丁寧に朱肉につける。
「よい…っしょ」
昔の金印のような印を全体的に押す。ここでずれれば精神的に来るよ、なんかね。
「じゃあこれ渡してきてね。私早速書いておくから」
「判りました」
そう言って蘭丸はタタタッといってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅蘭(プロフ) - (´･ω･｀)さん» あ…すいません、矛盾してましたね。修正しておきますね！ご指摘ありがとうございます！ (2017年11月9日 7時) (
レス) id: 4b1174ad60 (このIDを非表示/違反報告)
(´･ω･｀) - ？？？ 道満と葛の葉の激突した時、夢主は島に居ましたよね。なんで「私が本土に行った時に葛の葉と衝突した」とか言ってるんでしょう？ そもそも有馬が当時本土にいて目撃してるから説明する意味も無いですし… (2017年11月8日 22時) (レス) id: a39dd38ad9 (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来 - あああああ!ありがと―！！！ (2017年10月14日 19時) (レス) id: fb640e5878 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 白百合未来さん» 了解です！ (2017年10月10日 20時) (レス) id: 559a494363 (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来(プロフ) - 後から何回かさせてもらうかもですがハロウィンで！十二天将と夢主ちゃんの！ (2017年10月10日 17時) (レス) id: c7f9f2e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅蘭 | 作成日時：2017年7月24日 20時
