クロノス【4】【イナクロ】 (ページ18)

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Khronos if story01 ページ18

では予告してた通り番外編を書いていきたいと思います！let's go！！

・・・・

午後18時過ぎ。
正確には、18時27分。
一日の終わりが刻々と近づいている。

この後の予定は
秋さんの美味しいご飯を食べて、
あったかいお風呂の湯に浸かって、
明日に備えてぐっすり寝る！

今日も勉強に部活に充実していたなーと思いながら、宿題ノートを閉じた。

そろそろ天馬か秋さんが呼びに来る頃かな？

コンコン、ノックの音。

「はーい」

晩御飯のメニューは何だろう？
心を躍らせながら扉を開けた。

・

扉の向こうの人物は、思いもよらない来訪者だった。

「……フェイ！？」

「A！」

目の前には200年後の未来に帰ったはずの友人、
フェイ・ルーンの姿。

突然の訪問に驚きつつも
僕のテンションはだだ上がり。

フェイの手を取り強く握ると、フェイも同じくらいの強さで握り返してくれた。

「久しぶりだねー！会いたかったよ！」

「えへへ、僕もAに会いたかった」

フェイは小さく笑うと僕の手を握ったまま勢いよく引っ張ってきた。

「わわっ…！？」

転びそうになるのを踏ん張って、階段を駆け降り木枯壮を後にするフェイのスピードに、何とか着いていく。

・

「ねぇ何処に行くのー！？」

フェイに手を引かれるまま僕は叫ぶ。

「一緒に来て！会って欲しい人がいるんだ！」

振り向かずにフェイも叫んだ。

「えぇっ！？僕もうすぐ夜ご飯なんだけど…」

こんな時間に外出したら天馬も秋さんもきっと心配しちゃうよ…！

「この時間に戻ってくるから大丈夫だよ！早く早く！」

余程急いでいるのか、
フェイの足は止まる事は無かった。

・

・