Red Camellia

無責任な傍観者2(2017) ページ26

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「確かに(笑)でも、よく間接的にお話聞いてるからそんな感じしないです(笑)」








Aちゃんも同じようなことを思ってくれていたのか、こんなことを言ってくれた









そのあと顕嵐や他の4人も混ざり、撮影の合間にみんなでいろんな話をした







というより、Aちゃんに初めて会った俺を含む5人がAちゃんに興味津々で、質問責めしまくってたっていう方が正しいか(笑)









Aちゃんはそんな俺らの圧に若干おどおどしながらも、丁寧にいろんなことを教えてくれた









そして、ピアノやギターを弾けるということもこのときに知った









初めてAちゃんと話してみて、俺はAちゃんの人柄に惚れた









誰もが見惚れるであろう容姿も、一度関わったら好きにならざるを得ない優しくて謙虚な性格も、醸し出される雰囲気も







すべてにおいてケチのつけようがない、完璧な子だった









トラビスのメンバーがあんなに溺愛する理由も、身にしみて感じた









その何ヶ月か後、もう一度同じメンバーで撮影に呼ばれた







俺はそのときも、Aちゃんにたくさん話しかけた







とにかく彼女のことが知りたかった









まだまだ壁はあるものの、笑顔で優しく接してくれるAちゃん









俺の中には、この子と一緒に活動できたら楽しいだろうな、しあわせなんだろうな、という気持ちが生まれていた






そして実際、一緒に活動しているトラビスを羨ましくおもった









だからこそ俺は、その話が出たとき、自ら彼女の名前を挙げたんだ









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