人質たちの日常

告白(Hayato) ページ12

甲斐｢おい、どーした｣







『え、なにが…』







甲斐｢いや、呼び出しといて
なんも喋んねぇのかなって思ったんだけど｣







『あー……うん』







甲斐｢なんだよ｣







『あのさぁ、前からネットで
よく話してる人いるでしょ…？』







甲斐｢あ？いるけど、なんでAが知ってんだよ｣







『あー、あれ私なんだよね…』







甲斐｢は？どーいうことだ｣







『いやぁ、少しでも隼人と繋がりたいなぁって？』







甲斐｢…なんでだよ｣







『…あのさ、そのことが言いたくて
呼んだんだけど…真面目に聞いてくれる？』







甲斐｢…内容次第だな笑｣








『もー、私達初めて会ってから３年目じゃん？』







甲斐｢まぁ、高校で初見だからな｣







『ずっと言いたかったんだけどさ…』







甲斐｢あ？｣







『入学式のときから好きなんだけど…』







甲斐｢………あ？｣







『っだから！隼人のことが好き…』







甲斐｢まじかよ｣







『これが嘘だったらビックリでしょ』







甲斐｢…あのさ、俺もおまえのこと好きなんだけど｣







『……え』







甲斐｢入学式んときから好きなんだけど？｣







『っ……//』







甲斐｢ってかずっと両思いだったのかよ｣







『だね笑』







甲斐｢あー、くそっ！
もっと早く言っときゃよかった…｣







ｷﾞｭｯ







『ね、隼人………付き合って…だめ？』







甲斐｢っおまえ、急に抱きついて
上目遣いはなしだろ……ずりぃよ｣







『？』







甲斐｢だから！おまえが可愛いっつってんの｣







『は、ばかじゃないの…//』







甲斐｢いてっ、殴るなって笑｣







『あ、ごめん…笑』







甲斐｢あ、さっきのだけどよ…
あぁいうのは俺から言うからAは待ってろ｣







『…え？』







甲斐｢Aのことが好きだ
…俺と付き合ってくれるか？｣







『っはい//』







甲斐｢…来いよ？｣







ｷﾞｭｯ







『隼人っ…好き……』







甲斐｢俺は大好き｣







『…じゃあ、私は愛してる』







甲斐｢ずっと俺から離れんなよ｣







『っ……//』







甲斐｢っあ''ー、今のは…俺のキャラじゃねぇわ｣







『どんな隼人も好きだよ？』







甲斐｢おまえ、可愛すぎな｣







ﾁｭｯ







このとき、賢と光多が見ていて…
写真を撮っていたのを知るのはもう少しあとのこと

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